今年もAnime News Networkの記者が選んだアニメベストを纏めてみました.
日本のアニメ雑誌と違い(アニメ雑誌自体最近読んでいないので古い知識かもしれませんが)、作品毎に長所短所を指摘したり、その週のワーストを発表したり、個人的に割と参考にしているメディアです.
記者各々がTOP5を発表しているので、1~5位に5~1点を割り振り、合算した点数でランキングにしています.
昨年度分はこちら.
こうした記者のベストを集計した方が、日本の、メディア毎に単にファン組織票が異なるだけの偏ったベストとは異なる、言い方を変えれば「質アニメに偏った」その年のアニメ全体図が分かりやすいだろうと考えたのですが、しかし昨年も今年ももはやその必要は無いくらい多様なアニメに多様なファンがついてきている現状、そこまで意外な結果とはなりませんでした.
得票数の下に、それぞれ個人個人からは何位に選ばれたのかも記しています.
それでは簡潔に.
1位.メイド・イン・アビス(36票/9人)
(1位/4位/2位/1位/1位/3位/2位/3位/1位)
2位.小林さんちのメイドラゴン(22票/8人)
(5位/3位/5位/2位/2位/3位/3位/3位)
3位.魔法使いの嫁(20票/6人)
(2位/2位/4位/2位/4位/2位)
4位.進撃の巨人 Season2(18票/5人)
(2位/3位/3位/2位/2位)
5位.宝石の国(16票/5人)
(4位/2位/5位/1位/2位)
(1位/1位/1位)
7位.僕のヒーローアカデミア Season2(11票/5人)
(3位/3位/5位/3位/5位)
8位.けものフレンズ(7票/3人)
(5位/4位/2位)
9位.リトルウィッチアカデミア(TV)(6票/2人)
(5位/1位)
9位.クズの本懐(6票/3人)
(4位/4位/4位)
『けものフレンズ』に関しては本当に面白がったのか日本の流行に左右されたのか半信半疑ですが、ANNが第一回を割と手厳しく評してた『宝石の国』含め、海外勢に叩かれやすいCGアニメが2本もランクインしている点は注目したいです.昨年1期が二位を取った『落語心中』が、得票した記者全員1位にしているというのも圧巻.
以下、非常に細かく票が分かれまして、複数名が得票している作品は『ネト充のススメ』(4票/2人)『プリンセス・プリンシパル』(4票/2人)の2作品のみ.
ANNでは他にも様々なベストを発表.各々ワーストも選んでいて興味深いです.
もしかしたらもうあるのかも知れませんが、日本でも評論同人誌とは別にアニメ記者が選んだTOP10(そしてワースト!)を各々のメディアで発表するようになると、より作り手にも緊張感とやる気が生じて良いのでは無いかなという、昨年と同じ〆で失礼します.
では良いお年を.