2018年の劇場鑑賞映画／自宅鑑賞映画／TVアニメのベストを大晦日の夜に3時間でまとめる

今年のまとめ今年の内に．

劇場鑑賞映画一覧

冨永昌敬『南瓜とマヨネーズ』
大九明子『勝手にふるえてろ』
吉田大八『羊の木』
白石晃士『不能犯』
吉田恵輔『犬猿』
今泉力哉『パンとバスと２度目のハツコイ』
瀧本智行『去年の冬、きみと別れ』
小泉徳宏『ちはやふる　ー結びー』
佐藤信介『いぬやしき』
永井聡『恋は雨上がりのように』
草野翔吾『世界でいちばん長い写真』
是枝裕和『万引き家族』
上田慎一郎『カメラを止めるな！』
上田慎一郎『カメラを止めるな！』（２回目）
原田眞人『検察側の罪人』
濱口竜介『『寝ても覚めても』
中島哲也『来る』

石原立也『映画　中二病でも恋がしたい！　ーTake On Me!ー』
志水淳児『劇場版　マジンガーZ/infinity』
河森正治『劇場版マクロスΔ　激情のワルキューレ』
谷口悟朗『コードギアス　反逆のルルーシュⅡ　叛道』
岡田麿里『さよならの朝に約束の花をかざろう』
五十嵐卓哉『映画　文豪ストレイドッグス　DEAD APPLE』
山田尚子『リズと青い鳥』
山田尚子『リズと青い鳥』（２回目）
山田尚子『リズと青い鳥』（ULTIRA上映）
高橋渉『映画　クレヨンしんちゃん　爆盛！カンフーボーイズ　～拉麺大乱～』
立川譲『映画　名探偵コナン　ゼロの執行人』
水崎淳平『ニンジャバットマン』
佐藤卓哉『あさがおと加瀬さん。』
細田守『未来のミライ』
長崎健司『劇場版　僕のヒーローアカデミア　２人の英雄』
石田祐康『ペンギン・ハイウェイ』
牛嶋新一郎『君の膵臓を食べたい』
高坂希太郎『若おかみは小学生！』
京田知己『ANEMONE／交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』
京田知己『ANEMONE／交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』（２回目）
吉沢俊一『機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）』
長峯達也『ドラゴンボール超　ブロリー』

２０位．インクレディブル・ファミリー

アクション演出の年間ベスト．

１９位．ちはやふる　ー結びー

見事と言う他ないです．

１８位．リメンバー・ミー

「行って帰る物語」が大好きなので．完璧でした．

１７位．ピーター・ラビット

定期的に繰り返し見て、そのたびに楽しい．そんな作品にまた１つ出会えた嬉しさ．

１６位．ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生

マイペース過ぎてどこへ連れて行かれるのかと思っていると、とんでもなく暗い場所へ誘われる．
『インフィニティ・ウォー』の狙いをより精緻に描いたのがファンタビ２だと．

１５位．リズと青い鳥

感想難しい．単純で綺麗な言葉で収めそうになると「いやもっと意地悪で、不格好で、救いのない映画の筈だ」という気がして躊躇う．

１４位．さよならの朝に約束の花をかざろう

派手な見せ場による場面転換、時代跳躍、ファンタジー世界の成立．
ハリウッドが超大作で描く内容を次々魅せきって、あくまで母子のドラマの中に収まる．
考えれば考えるほど、今年の邦画で一番「大きな」映画だったのではないかという気がします．

１３位．ヘレディタリー　継承

絶対に見返したくない悪夢の数分間が序盤に仕込まれているのに、
その後はもう見たことない画角がしかし絶妙なタイミングで繋がっていく快感の嵐．
トビー・フーパーが正規に獲得してデ・パルマが歪に保持していた「映画が持続していくカットの繋ぎ」があると思ってるんですけども、
そのどちらに近いかはとにかくこの監督もまた明らかに「映画が持続していくカットの繋ぎ」を意識している筈だと勝手に確信．

１２位．カメラを止めるな！

みんながしょぼいと言う前半、シネコンの最大スクリーン良音響で鑑賞したので普通に魅力的だったんですよね．
空間の捉え方が非常にアトラクション的でワクワクする．
そして後半は満員の観客の反応がビビッド．映画体験として間違いなく最高の部類のものでした．

１１位．ANEMONE　交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション

１１位に上げる映画って要するにその人の極私的ベストだと思うんですよ．そういう事です．

１０位．ボーダーライン　ソルジャーズ・デイ

麻薬カルテルに関わる男、謂わば「世界に関わる男」を外側から観察していた一作目．
二作目はいよいよその男にカメラが寄り添いながら、同時にあらゆる事が偶発的に連鎖していて、
今度は観客が直接「世界と関わる」ことになる．その世界はどこまでも理不尽で、油断できなくて、でも確かに自分と繋がっている．
テロも、麻薬も、移民政策も、近所のショッピングモールで働く人々を通して私達と繋がっている．

９位．バッド・ジーニアス　危険な天才たち

タイ映画．格差激しい学校生活の中、ふとした契機からカンニングビジネスに手を染める少女少女が、
国際的な試験の場に向けて次第に追い詰められていく．
軽薄なエンタメに徹することだって出来た題材が、現実の厳しさを前に重圧に飲まれていく．
とにかく登場人物が生々しく印象に残って尾を引いた．いや、とてもわかりやすいエンタメ映画である事も確かなのですが．

８位．スリー・ビルボード

演出でハッとする瞬間、みたいなものは弱かったんですけど、それだけに余計キャラが立って愛着が沸いた映画．

７位．寝ても覚めても

演出、台詞、カメラ、役者、ロケーション、全部完璧．
完璧だけどちょっと長い．もうちょっと早く終われなかったかな．でもそこまで描かなきゃ終われなかったんだな．それもわかる．

６位．若おかみは小学生！

序盤のウリ坊と最期のおっこがどちらも危うくて、

その危うさがスルーされてるのがとても怖いという気持ちもあるのですが、
しかし映画としての出来が固すぎて瑕疵が瑕疵として成立しないくらい．

５位．フロリダ・プロジェクト　真夏の魔法

『デトロイト』とかもそうだけど、「同情されるべきキャラなんだろうけど共感できない」と言われがちなキャラ、共感出来ないのはわざとだろうと.
共感できる／出来ないとに関わらず、見捨てられていい命なんか無いし、簡単に狭められていいセーフティネットだって無い筈.
自分の命が他人の「共感できる／できない」で左右されることが如何に恐ろしいことか．

４位．レッド・スパロー

劣化版アトミックブロンド．エロゲみたいな話．最高です．

３位．パンとバスと二度目のハツコイ

ふわっとした雰囲気で感動にまでもっていこうとする邦画、いわば「岩井俊二以降」の映画は大体スタイルを理解した瞬間にスリルが無くなってしまうのだけど、
前情報ゼロで見たせいか、優しい人たちが優しい会話をしているだけなのに先読み出来なくて涙が出てきた．

２位．レディ・バード

田舎に嫌気がさしてる女子高生の他愛無い青春で、起こる事も別段特別じゃない．なのにこの面白さ。
分厚い脚本を編集で圧縮しているので、上映時間かなり短かったと思うけど、およそその町で起こりうる全ての事が起こる．

１位．ファントム・スレッド

本当はレディバードが一位なんですが、こっちを一位に上げる人は少ないように見受けられたのでこっち．
男女の意地の張り合いが体を張ったとこまでエスカレートしていく、シリアスなツラした喜劇．
とても重厚な雰囲気を醸し出しながら、見終わると本当に心底どうでもいい話でビックリ．
充実した無為な時間．

自宅鑑賞映画一覧

ドゥニ・ヴィルヌーヴ『静かなる叫び』（カナダ）
キム・ソンス『アシュラ』（韓国）
ジェレミー・ソルニエ『グリーン・ルーム』（アメリカ）
ロベール・ブレッソン『バルタザールどこへ行く』（フランス・スイス）
デヴィッド・ドブキン『ジャッジ　裁かれる判事』（アメリカ）
ドン・シーゲル『白い肌の異常な夜』（アメリカ）
チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック：チャプター２』（アメリカ）
エドガー・ライト『ベイビードライバー』（イギリス・アメリカ）
フランソワ・トリュフォー『映画に愛をこめて　アメリカの夜』（フランス）
ドレイク・ドレマス『ロスト・エモーション』（アメリカ）
ジム・ジャームッシュ『パターソン』（アメリカ・ドイツ・フランス）
ヨン・サンホ『ソウル・ステーション　パンデミック』（韓国）
マイク・ミルズ『20センチュリー・ウーマン』（アメリカ）
トム・ムーア／ノア・トゥーミー『ブレンダンとケルズの秘密』（アイルランド・ベルギー・フランス）
グレッグ・マクリーン『サラリーマン　バトルロワイアル』（アメリカ）
アンドレ・ウーヴレダル『ジェーン・ドゥの解剖』（アメリカ）
Ｊ・Ａ・バヨナ『怪物はささやく』（アメリカ・スペイン）
トム・ムーア『ソング・オブ・ザ・シー　海のうた』（アイルランド・ルクセンブルク・ベルギー・フランス・デンマーク）
レニー・ハーリン『ディアトロフ・インシデント』(アメリカ・イギリス・ロシア）

耶雲哉治『暗黒女子』
黒沢清『予兆　散歩する侵略者』
久保茂昭／中茎強『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』
西谷弘『昼顔』
市川昌秀『ハルチカ』
瀬田なつき『ＰＡＲＫＳ』
静野孔文『劇場版　名探偵コナン　から紅の恋歌』
静野孔文『劇場版　名探偵コナン　純黒の悪夢』

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Netflix

ヌリ・ヴィルゲ・ジェイラン『雪の轍』（トルコ）
リッチ・クリスティアーノ『信仰と冒涜の狹間』（アメリカ）
フィリップ・グレーニング『大いなる沈黙へ　グランド・シャルトルーズ修道院』（フランス・ドイツ・スイス）
アブデラティフ・ケシシュ『アデル、ブルーは熱い色』（フランス）
マイケル・マン『ブラックハット』（アメリカ）
ノア・バームバック『ヤング・アダルト・ニューヨーク』（アメリカ）
ノア・バームバック『フランシス・ハ』（アメリカ）
ジェレミー・ソルニエ『ブルー・リベンジ』（アメリカ）
Ｓ・クレイグ・ザラー『トマホーク　ガンマンVS食人族』（アメリカ）
アンソニー・Ｃ・フェランテ『シャークネード』（アメリカ）
アンソニー・Ｃ・フェランテ『シャークネード　カテゴリー２』（アメリカ）
アンソニー・Ｃ・フェランテ『シャークネード　エクストリーム・ミッション』（アメリカ）
アンソニー・Ｃ・フェランテ『シャークネード４（フォース）』（アメリカ）
アンソニー・Ｃ・フェランテ『シャークネード５　ワールド・タイフーン』（アメリカ）
ホン・サンス『自由が丘で』（韓国）
ローアル・ユートハウグ『THE WAVE ザ・ウェイブ』（ノルウェー）
アレックス・プロヤス『キング・オブ・エジプト』（アメリカ・オーストラリア）
ジョディ・フォスター『マネーモンスター』（アメリカ）
ガイ・リッチー『キング・アーサー』（アメリカ・イギリス・オーストラリア）
スコット・フランク『誘拐の掟』（アメリカ）
ジャウム・コレット＝セラ『ロスト・バケーション』（アメリカ）
マイク・メンデス『ラバランチュラ　全員出動！』（アメリカ）
アレクサンドル・アジャ『ホーンズ　容疑者と告白の角』（アメリカ・カナダ）
マシュー・ハイネマン『カルテルランド』（アメリカ）
シャウル・シュワルツ『皆殺しのバラッド　メキシコ麻薬戦争の光と闇』（アメリカ・メキシコ）
ピーター・バーグ『ローン・サバイバー』（アメリカ）
ジョエル・エドガートン『ザ・ギフト』（アメリカ）
ザック・ブラフ『ジーサンズ　はじめての銀行強盗』（アメリカ）
ウーリ・エーデル『ペイ・ザ・ゴースト　ハロウィンの生け贄』（アメリカ）
ネルムス兄弟『スモール・タウン・クライム　ー回り道の正義ー』（アメリカ）
アントワン・フークア『エンド・オブ・ホワイトハウス』（アメリカ）
ババク・ナジャフィ『エンド・オブ・キングダム』（アメリカ）
ダン・ブラッドリー『レッド・ドーン』（アメリカ）
Ｊ・Ａ・バヨナ『インポッシブル』（スペイン）
ホン・ウォンチャン『オフィス　檻の中の群狼』（韓国）
ショーン・ベイカー『タンジェリン』（アメリカ）
シェーン・ブラック『ナイスガイズ！』（アメリカ）
ペドロ・アルモドバル『私が、生きる肌』（スペイン）
デブラ・グラニク『ウィンターズボーン』（アメリカ）
ウォルター・サレス『オン・ザ・ロード』（ブラジル・フランス・イギリス・アメリカ）
デヴィッド・コープ『チャーリー・モルデカイ　華麗なる名画の秘密』（アメリカ）
ヴィム・ヴェンダース『Pina／ピナ・バウシュ　踊り続けるいのち』（ドイツ・フランス・イギリス）
ジュリー・テイモア『フリーダ』（アメリカ・カナダ・メキシコ）
アンソニー・ミンゲラ『イングリッシュ・ペイシェント』（アメリカ）
フランシス・ローレンス『ハンガー・ゲーム FINAL：レジスタンス』（アメリカ）
フランシス・ローレンス『ハンガー・ゲーム FINAL：レボリューション』（アメリカ）
トビー・フーパー『悪魔の起源　ジン』（アラブ首長国連邦）
ラナ＆リリー・ウォシャウスキー『ジュピター』（アメリカ・イギリス・オーストラリア）
ジョン・M・チュウ『グランド・イリュージョン　見破られたトリック』（アメリカ）
ジョン・エリック・ドゥードル『デビル』（アメリカ）
ジャファール・パナヒ『人生タクシー』（イラン）
ディーン・デブリン『ジオストーム』（アメリカ）
ダンカン・ジョーンズ『ウォークラフト』（アメリカ）
レヴァン・ガブリアーゼ『アンフレンデッド』（アメリカ）
バリー・ジェンキンス『ムーンライト』（アメリカ）
ジャン＝マルク・ヴァレ『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』（アメリカ）
ジェームズ・グレイ『エヴァの告白』（アメリカ、フランス）
マイケル・ベイ『ペイン＆ゲイン　史上最低の一攫千金』（アメリカ）
オリバー・ストーン『スノーデン』（アメリカ）
ジョナサン・マイロット／キャリー・マニオン『ゾンビスクール！』（アメリカ）
ジャスティン・カーゼル『アサシンクリード』（アメリカ・フランス・イギリス・香港）

荒牧伸志『キャプテン・ハーロック』
矢口史靖『サバイバル・ファミリー』
大谷健太郎／さとうけいいち『黒執事』
橋本昌和『映画　クレヨンしんちゃん　襲来!!　宇宙人シリリ』
易小屋（イ・シャオシン）／竹内良貴／李豪凌（リ・ハオリン）『詩季織々』（日本・中国）
静野孔文／瀬下寛之『GODZILLA／決戦機動増殖都市』

ドキュメンタリー

『ワイルド・ワイルド・カントリー』全６話
『邪悪な天才　ピザ配達人爆死事件の真相』全４話
『パリ同時多発テロ事件：そのとき人々は』全３話

Netflixオリジナル映画

デヴィッド・エアー『ブライト』（アメリカ）
ノア・バームバック『マイヤーウィッツ家の人々（改訂版）』（アメリカ）
メイコン・ブレア『この世に私の居場所なんてない』（アメリカ）
ジュリアス・オナー『クローバーフィールド　パラドックス』（アメリカ）
デイヴィッド・ブルックナー／ジョー・バートン『ザ・リチュアル　いけにえの儀式』（イギリス）
ダンカン・ジョーンズ『ミュート』（イギリス・ドイツ）
アレックス・ガーランド『アナイアレイション　ー全滅領域ー』（アメリカ・イギリス）
マーチン・サントフリート『アウトサイダー』（アメリカ）
ベン・ヤング『エクスティンクション　地球奪還』（アメリカ）
リャン・シュエン／チャン・チュン『紅き大魚の伝説』（中国）
ポール・グリーングラス『７月２２日』（アメリカ）
ギャレス・エヴァンス『アポストル　復讐の掟』（アメリカ・イギリス）
マイケル・タイデス『ネイキッド』（アメリカ）
オズ・パーキンス『呪われし家に咲く一輪の花』（アメリカ）
ティモ・ジャヤント『ハード・オブ・ナイト』（インドネシア）
ジョエル＆イーサン・コーエン『バスターのバラード』（アメリカ）
クレイ・ケイティス『クリスマス・クロニクル』（アメリカ）
アレックス・ザム『クリスマス・プリンス』（アメリカ）
ジョン・シュルツ『クリスマス・プリンス　ロイヤルウェディング』（アメリカ）
デヴィッド・マッケンジー『最後の追跡』（アメリカ）
スザンネ・ビア『バードボックス』（アメリカ）