再生リストに入ってる中から、飽きるまで目についた曲を並べていきます。悩まずちょっぱやで。
1.STUTS & 松たか子 with 3exes - Presence Ⅰ feat.KID FRESINO
2021年の大事件はやはりなんといっても関西テレビ『大豆田とわ子と三人の元夫』及びTVアニメ『オッドタクシー』。ただSUMMITのHIPHOPがフィーチャーされたに留まらず、アンテナを張った目利きの配置したあらゆるセクションが最先端の仕事をして、全てが綺麗に絡み合うという、理想の物作りを果たしてくれたこと。
タイアップではなく有機的なピースの融合。こうした作品の存在によってこれからクリエイターを目指す人たちの理想が格段と上がったのではないか。勇気が沸きました。
勿論、全員集合Ver.も大好き。
2.homarelanka - BLACK FLASH
一節ごとに音が区切られる為かhookもヴァースも等しくメロウに聴こえて、聞き返して初めて「あ、ちゃんとラップしてた」と気づいた不思議な曲。
3.RYKEYDADDYDIRTY - CRY NOW SMILE LATER
ラッパーが悪いニュースで世に知られることが多かったのですが、まぁ洒落にならなかった人も一人いるとは言えクルーの対応は誠意を感じましたし、個人的には別にHIPHOPへのイメージは欠片も悪化しなかったのですよね。
例えば逮捕後に出す曲で如何にイメージ挽回するか。その点で上手くやったなこの野郎がこの曲。
4.SALU - SAINT
MV込みで面白い曲。
培ってきたセルフブランディングあってこそ生み出せる作品なので、LDH入ってしばし心離れたりしつつも長年聴いてきた甲斐ありました。
5.FNCY - TOKYO LUV
お茶の間進出アーティストCreepyNutsを代表して当人か梅田サイファーから一曲選ぼうと思ったのですが、二人の最大の功績と言えばANNを通して沢山の日本語ラップを全国の若者に紹介し続けてることだと思って、中でも今年最初に好きになったこの曲を年末に紹介してくれてありがたさが増しました。
6.LEX - なんでも言っちゃって(feat.JP THE WAVY)
もうひとつ今年のHIPHOP界に悪いイメージを与えたNAMIMONOGATARI。
若いエンジョイ勢に好かれるラッパー達が昨年コロナ禍始まってからずっと、頭空っぽにして刹那の今を楽しもうというノリを発信してきたことが支えになった層もいるよなと、あの場にいた観客を全否定するような言説にも乗れずにいました。
自分自身、この曲を何百回聴いて無用なネガティブを吹き飛ばしたことかと思うと、あの件への結論は「運営ちゃんとしろ」だけでいいんじゃないのかなと。
今年のセンチメンタル代表として。
涅槃をテーマに、あらゆる比喩が綺麗に共存している歌詞も何気に深い。
8.DJ CHARI & DJ TATSUKI - Innocence feat.HIDEYOSHI,Only U & (sic)boy
こんなにそのものズバリの元ネタが歌われるのかって笑っちゃったけど、(sic)boyの趣味のようなテーマでHIDEYOSHIが魅力的な歌唱を見せてくれる化学反応が心地良い。
それはそれとしてこのMVのOnly U何回見ても笑っちゃう。
9.OMSB - CLOWN
夏の間ずっと聴いてた曲。
タカタン、タカタン鳴ってるトラックが最初からずっと好き。
10.C.O.S.A - Cool Kids
ドメスティックな心情を限られた飾り気ない言葉で、適切な距離と温度で綴られたら屈指の人.
11.KM - MYPPL(feat.Daichi Yamamoto)
KM今年だけで何曲クラシック生み出したんだろうと.
他にも無数にあるけど一番気楽に聴ける曲.
12.VaVa - Minecraft
過去とマインクラフトを重ねた曲。
ラップとか苦手な人でも聞ける曲が普通に好きです。
飽きました。ここまで。
動画再生回数3ケタの曲とかでも普通に第一線と遜色ないレベルだったりして、無限に聞き漏らしてるんだろうなぁという悔いがやや残りますね。
ちょっと日本のラッパー全体的に「怒り」が足りない。でもそれすら聞き漏らしてるのかも知れない。