身体は視える ー 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight』感想

YouTubeで期間限定放映された『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- Delight』を視聴。こちらは2月18日(金)初演の模様。

発売予定のBDに収録されるのは千秋楽のものになる予定。

自分が観劇したのは2月23日(水)アフタートーク:小泉萌香の回でした。

 

 

実際に見たものでは胡蝶夫人やメイファンら、もっと自由に暴れてるキャストが多かったり、初日の時点で完成されてるけど尾崎由香さんが神がかってて、触発されるように野本さんが本気を出していくような相乗効果があったり、負けじと門山さん倉知さん、晶を巡る女性陣が異様な熱気を醸していたりしたと思います。

アフタートークのもえぴがホームで仲間たちと語らう楽しさからかMCとしてはダラダラの極みだったことも懐かしい。ずっと表情も姿勢も崩れてました。

 

一方、生で見ると、この脚部の長いX状といった『階段』のセットをめまぐるしく二十名以上の登場人物が行ったり来たりする面白さは幾度となく混乱を呼び、映像で俯瞰して見るからこその良さも大きかったりするので、今回の配信は配信で新鮮に楽しめました。

 

本作、この階段をフルに使って大人数が行き交う見せ場が冒頭、中盤、終盤と三段階も用意されており、ミュージカルパートだけなら83分しかないのが不思議で仕方ないくらい。

 

〇冒頭

宝塚風の煌びやかなショー。

スピンオフではあってもオールスターがここに揃ってるぞ、という開幕宣言としても強いし、そこから投影される反転文字、舞台裏でのミチルと小春の遭遇。本公演で精神的な葛藤の主人公を担う二人の導線をあらかじめここで開示しておいてから、ここが実はエピローグで、過去に遡りラストに再び還ってくるという映画的な構成。

このプロローグだけで一切の無駄なくあらゆる情報を詰め込んでいて、このあとどんなに自由な遊びがあっても回収出来る作り。

 

〇中盤。

シークフェルト中等部お披露目の場。

単なる紹介篇になりそうなところ、ここに聖翔一年も登場させて(さくら達見たかったけれども)、真ん中に翻弄される小春を置くことでこんな群舞として面白い見せ場になるなんて、どういう頭してたら考えつくんだろう。

スタァライト、基本的にどの見せ場も舞台の感覚でしか発想できないもので、そこがもしかしたらアニメの再現を優先する「2.5次元」とも一線を画しているのかも知れない。

階段の下段で新世代がワチャワチャし、中段で小春がビシッと〆ると、その上にいよいよ満を持してクロディーヌが登場し、それに留まらずミチルが登場して「全員VS晶」の構図を示して、と「どこまで人増えるの?」というピークで話を区切ってクライマックスのお膳立てを終える。

構成が、巧い。。。

 

〇終盤。

いよいよ始まるレヴュー『エーデル』

トリックスター・ミチルの仕掛けで晶VSその他大勢という構図の物語が始まる。一見、晶を言い負かす為の舞台装置に見えて、氷雨が晶に助太刀したことで形勢が見えなくなり、そして満を持して『Delight to me!』を全員で歌唱しながら戦う。

ここ。観劇した時は「この曲ライブパートじゃなくて、ここで戦いながら歌うの?」という興奮と、「どこ見ればいいの???」という混乱で感情が迷子だったんですけど、

こうして改めて見ると「どこ」じゃなくて、「敵対し入り乱れている皆が『Delight to me!を歌っているステージ全体」という状況そのものを「浴びる」のが正解だったんでしょうね(配信映像みたいに全体を俯瞰できるハコでは無かったと思う。二階席なら違ったのかな。。。)。

様々な衣装と武器が入り乱れ、このカタルシスがハンパない。

そして落ちサビで最後に登場する文の台詞。

 

「アンタ達が見えないと言った虚像なら、そこで逞しく息してるけどっ?」

 

これが『エーデル』の核だなと改めて。

恐らく古川監督・樋口さん・彼方さん主体で描かれるアニメやゲームのスタァライトであれば、虚像と化した舞台少女は既に死体なので、燃やして次にいかなければいけない。

概念の世界だから。

だけどここ、舞台の上の舞台少女は「生身」なので、たとえ死んだように見えても生きている。目に見えないエーデルが、野本ほたるの身体を通してやけに肉感的に色んな少女にアプローチしてドキドキさせる様も、そこに生の息吹を厭が応にも強調してくる。

歩みを止めた仲間に自死を迫るどこかのクレイジーバナナと違って、追い詰めることで虚像の真価を見ようとしたミチルの目論見。

それが青嵐の背中を押すことにもなる。

プロットで説明しようとすればそれぞれの感情線が破綻してるかも知れないし作劇的にも「ロジックで否定されたものが力でねじ伏せる」という無茶なクライマックスなのに、みんなが共犯となって歌って踊って奪い合うことで成立する。

 

何故、聖翔じゃなくてシークフェルトが「王者」なのか。その答えは提示してくれたステージだったと思いますし、なぜスポットを浴びるキャラと浴びないキャラがいるのかも、今後の流れでもっとクッキリ見えてくるのではないかと感じました。

 

前フリっぽい台詞だけあって特に見せ場なかった栞ですが、ライブステージでポン酢があるから、、、と思っていたけど、最近とのぴさんがめっちゃ踊れる人だと判ったので、なんか勿体ないなとは思ってしまいました。

 

しかしフロンティアはアルカナ・アルカディアで実質主役、シークフェルトは舞台で見せ場があるのだから、凜明館にも何か欲しいですね。

楠木さんに舞台は難しいにしても、朗読劇なら。別に板付きのイベントじゃなく配信でもいいので。ゆゆ子の朗読劇はあったのでそういうつもりなのかも知れませんが。

 

いずれにせよ、まだ心が中等部を応援するには到ってないのがもどかしいです。

なんなら聖翔一年の方が気になってる。

九九組が揃ったところだって一度も生で見れたことないのに。

 

ねじ伏せて欲しい。

「コロナ以前」の発見 ー 『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 1st スタァライブ 「Starry Sky」』感想

虹ヶ咲5thの最終日も見ずに、きゃにめプライム特典の九九組1stLIVEを見ていました。

ただ「歌が歌いたかった」一人の少女の幸せなスタート地点と現在地に想いを馳せて。

とは言え流石は九九組、最初からもう仕上がっていて、1stだから何とか言うことも特にはないのですが。

 

2018年6月23日(土) 八王子オリンパスホール.

 

セットリスト

 

1.よろしく九九組

2.ディスカバリー

3.ロマンティッククルージン

4.Circle of the Revue

5.Star Divine

 

・お馴染み『よろしく九九組』からして「新曲」として紹介される知らない世界

・声優として売れたいとか人気者になりたいとかではなく「歌を仕事にしたい」と願い続けて来た小泉さん、一曲目から本当に楽しそうで、実はここでもう人生はひとつゴールして、あとはずっと夢の続きなのかなとか。

・お客さんが近い/アニメ始まる前からこんな客呼べるコンテンツだったの。

・『ロマンティッククルージン』初披露にして客席に紛れて歌う演出! ズルい! 混ぜて! そしてライトの光がたしかにロマンティッククルージン。

 

客もマスクなんかしてないし、顔映りまくり。

声出し禁止の現場しか知らないので、開巻からひたすらキャストと観客の近さに呆気に取られ続ける。

パフォーマンスは最初から高水準なので「今の映像」と言われても違和感無いのですが、それだけに環境そのものが圧倒的に「今」とは異なっているので、「コロナ以前」ってこういう事なのだと、今初めて発見したような気がしました。

 

・『ロマンティッククルージン』を受けての星座のコーレス(九九組みんな星座違う)

 もえぴの「うお座の人~」に「うおー!」ってやるやつやりたかった 

・基本「〇〇イエーイ」って言っておけばなんとかなると思ってるもえぴ

・まだそこまで暴走しないまほさん(「アニメ始まるまで猫被ってた」)

 

そして『Star Divine』で襲撃してくるアンサンブル

ライブに挟まるレーザーエフェクト込みの殺陣の演舞

この動的であり静的に決まる殺陣の魅せ方の美しさ 

 

〇ミニコーナー『九九組の絆を見せつけろ』昼パート/夜パート

・これが全面的に「キャスト同士の接触」ありきのコーナーなので、ここもまたカルチャーショックでした

 そうか、こういう事ももうステージ上では出来ないんだと思うと、観客が思う以上にエンタメの世界で生きる人たちは色んな手管に制限がかかっている訳で

・この日すべての段取りがイチイチ怪しいあいあい 純那のメガネ預かったまま持ってっちゃうのカートゥーンみたいで可笑しいったらなかった

・イケ輝のサービスの格好良さとは別に、はるちゃんを強引にバックハグするもえぴが、身長差とあいまってなんかヤバかった。

 

6.情熱の目覚めるとき

7.GANG☆STAR

8.Fancy you

 

『情熱の目覚めるとき』のコーラス本当に好きで、メイキングでこれを歌うもえぴの横顔を捉えていたの有り難かったです。

そしてアンサンブルが輝く『GANG☆STAR』、まほチャンネル見てから甚古萌が目に入って入って笑ってしまう。

 

9.星のダイアローグ

10.願いは光になって

11.キラめきのありか

12.舞台少女心得

13.スタァライトシアター

 

・『星のダイアローグ』を「初披露」っていうね… でもこういう記録も後追い出来るのは嬉しい。

・アニメアフレコ裏話 ほとんどのメンバーが声優初挑戦なので、舞台感覚でアフレコ現場で台本読みながらストレッチしたり開脚をし始める。

・『スタァライトシアター』のはるちゃんがソロで踊るパート、あそこだけで猛烈に舞台!って感じで好き TVアニメのクライマックスで華恋とひかりがターンする場面のヒントなのでは

 

〇アンコール

 

14.Grittering Stars

15.Star Divine

 

・輝ちゃん泣き虫は最近知った一面なので、最初からこんな泣いてたんだ

・逆にまだ泣かないもえぴ 「本当に幸せでした」が本当に幸せそうだし、その幸せをこれからあなたはどれほど。。。と、今から過去を見る醍醐味に浸る

 

これから歩む道を予言するようなはるちゃんやみもりんのコメントもエモです。

 

 

改めて感じたのは、プロジェクト開始からずっとコンセプトが強烈で迷いが無いこと。

 

『私達は舞台少女』『世界は私達の大きな舞台だから』

『あの頃には戻れない 何も知らなかった衝撃 胸を刺す衝撃を浴びてしまったから』

『明日になればまたたくさんの物語がね 地球のあちこちで生まれる 見上げて』

 

例えばこれが始動したてのアイドルユニットだとしたら、「みんなにエールを送りたい」的な建前と「私達を応援してください」という本音が齟齬を起こし、なんならここでフワフワしてしまう事ってありがちだと思うんですけど、

 

一貫して「私たちは舞台の上で日々キラめいている」「だから見て」「全ては過ぎ去っていくけれど」「それを今みんなが見ることで舞台は完成するから誰も無意味じゃない」という、「自分達へのエール」というドラマを主張し続けている。

 

舞台#1と同じく、やはり始まりにして、最初から全部打ち出していたんだと確認出来るステージでした。

 

「九九組の存在も知らず、この日俺は何をしてたのかな」とTwitter辿る自傷行為に走ったのですが、『ルーヴル展でアルチンボルドの絵を見ていた』ことが判明しました。

 

ひえ……

聖地さえも舞台機構 ー 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演 day1』感想置き場

 

この一年追い続けてる小泉萌香さんがこの十年追い続けてるtofubeatsの提供した曲を歌う。だったらその初日には何がなんでも駆けつけない訳にはいかないよなただCDは積みたくは無い!

という意地と運で掴んだ「見切れ席」のチケット握りしめーー顔写真認証の電子チケットなので握りしめることもできず、グッズもなく、配信も購入せず、本当に記憶ひとつだけを思い出にして参戦してまいりました(ペンラは𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖グッズでまかなった)。

 

ファンなりたて当初から小泉さんが「因縁の地」として語っていた有明ガーデンシアター。それは他のメンバーにしてもそうで、「初めて立った時に無感客だった」こと、にも関わらずアニメで大々的にフィーチャーされた聖地であること。ユニット毎のファンミで徐々にこの地に触れ合い、最後にみんなで揃って立つことが出来た記念すべき日。

 

 

まず単純に会場とても良いなと思いました。

有明なので通いやすい。巨大モールやスパ、ホテルとほぼ一体化している。

大人数を収容しつつ距離が近い。

流石にこれだけのビッグタイトルのイベント会場にしては明らかにキャパが足りてないのですが、しかし「ここでやるしかなかった」事は十全に伝わる演出でした。

 

こちらの方のセトリレポをお借りして、印象だけで感想参ります。

ちょっと違くない? と思った方は配信で確認してみてください。

これは僕の頭に沸いた視界に咲いた虹の記憶。

 

 

冒頭、OPを再現するステージ二段編成、CDCS衣装でのライブ表題曲。

 

www.youtube.com

 

全員がこの衣装そのままで出てきたという興奮がいやますのは、この一年色々なイベント現地参加する中でなんとなくわかってしまったのですが、明らかに衣装金かかってる。。。現実から1.5センチほど立体的に浮き上がるようなフィクションめいた衣装がしっかり作り込まれて(でもフワフワで)そこにある、という不思議な感覚。

 

ここからサイドモニターにアニメダイジェストが流れ、ランジュが『Eutopia』を披露するに到って観客は完全にあの時虹ヶ咲学園に居合わせた当事者となる訳ですが、これさえクライマックスへの伏線だったのですね(アニメ版そこまで丁寧に見ていた訳ではないので、この時点では全然考えてなかった)。

あれだけ作り込まれたCDCS衣装を一瞬で脱ぎ捨ててまでのランジュの衣装の現実から浮遊した二次元的完成度も半端ない。それでいて良く動けるよう機能的でもある。

この日ほとんどあえてサイドモニターの中継映像は見ずに本人を見ることに撤したので、衣装が作り込まれていれば作り込まれているほど、そこにいるのがキャストなのかキャラなのか二重写しに見えていました。

 


www.youtube.com

 

ランジュのダンスの手数が大量だったことで観客がスタート直後なのにもう終盤みたいな興奮とどよめきで満ちていたのも面白かったですし、明らかにハイライトになりうるこの曲をスタートに持ってこれる自信にも昂揚しました。

 

そして余韻に浸る間もなく、同様に異様にレベルの高い衣装でユニットが次々登場し、間髪入れず目玉級の曲をパフォーマンス。

明らかに「勿体ない」んですけど、そのColorfulで目まぐるしい衣装チェンジの数々が生み出すイリュージョンもやっぱり現地で見るとそうしたランウェイかのようで目に愉しい。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

アニメMVは一番分しかないので、二番以降サイドモニターではアニメの通常シーンの素材が延々流れ続けるんですね(そういえば、見切れ席だけどキャストが見切れてしまう時はちゃんと中継映像がサイドモニターに流れている事が何度もありました。福利厚生が手厚い)。

アニメ見ている時はなんなら「このビッグタイトルにしてこの地味演出すごい」と思っていた部分がモニターに流れ、そのモニターなめに、そのドラマパートを経て本番を歌い踊っているキャラ/キャストを見る、という感慨。

『劇ス』オケコンという唯一無比の体験に少し似た何かがそこにはありました。

「良く出来た総集編」と「完璧な2.5次元」が互いを補完し合っているような感覚。

音楽的にもどんどん洗練されている虹ヶ咲ですけど、ガーデンシアターの音響のクリアさにも存分に見合っていたと思います。

 

そして、長く付き合っていく病気の中で「やれることをやっていく」と決めた楠木ともりさんが、A・ZU・NAとしてのパフォーマンスで本気でやりきっている様。もしかすると助けられる形でのフォーメーションなのかも知れませんが、そこにはせつ菜がしっかりといて、胸打たれました。

下手側から見ていたので、楠木さんが他の方のダンスの妨げにならないよう全体曲では上手の階段踊り場へ移動し一人でパフォーマンスする様がこの日全部見えていて、正直それだけでだいぶ目頭が熱くなっていました。

 

そしてやってきます。

 

この日、この曲を生で見ることが人生のハイライトになるだろうとまで思っていた、

三船栞子(CV.小泉萌香)『EMOTION』

 

www.youtube.com

 

アニメ再現の白く幅広のハットを斜めにかぶり、位置的にたびたび小泉さんのお顔が隠れて、振付けが引き立てるあの異様な等身のスタイルと、栞子のハットと、けれど栞子ではない黒髪ロングが垂れる背中とが見えて、そこに「ありえたかも知れない栞子」を幻視することが出来たことに何より痺れていました。

小泉さんとお姉さん、栞子とお姉さん、七海燈子とお姉さん、それぞれの髪型の違いと推移。色んな情報が自分の中で重なってしまって。

同じラインの繰り返しで声をより高く伸ばしていく終盤への盛り上がりも流石。

 

配信チケット買ってないのですが、理由として純粋な金欠とは別にこの幻視の記憶をしばらくは手放したくないという想いもあります。

 

余韻に浸ってた為、次の瞬間に高咲侑さんがステージ上でピアノを弾き始めたのも目の錯覚かなと一瞬疑いました。

 

www.youtube.com

 

そして再びアニメダイジェストからのーー

 

www.youtube.com

 

ここで秀ちゃんのヘアカラーがミアになってるのも、虚実の境をグチャッと歪められてる状態なので、もはや自然に受け入れていました

 

ここで全員のコーレスが入ります。

こういう定番がある事は知っていましたが、いつぞや配信で見た時は苦笑混じりの茶番として見ていたものが、ここまでノンストップかつアニメの再現、というライブ演出の流れの上で来ると、スタァライトでいうプレコールのような、キャラクターがキャラクターとして自己紹介している演劇的振る舞いとして効果的に立ち上がって来ました。

 

そしてここから怒濤のソロ曲ラッシュ。

12人分ですからね。怒濤としか言いようがない。

あと見切れ席とは言えバルコニー最前、油断してるとファンサが飛んでくる。

もっと遙かに狭いキャパでも貰ったことなかったのに。

これがスクールアイドル……。

コーレスでは椅子に座っている楠木さんがここではマイクスタンド持ち上げてパフォーマンスするの、同情を逆手に取った興奮をかき立てられて上がりました。

 

不遇の時代が長かった分栞子を大切にしてくれてるのか、『翠いカナリア』の時巨大な送風機をサイドに用意して何か飛ばしてたのですが、ちょっと音が大き過ぎてオケが一部聞こえなかったのは笑いました。

お金が、、、いちいちお金がかかっている、、、。

 

そして最後のアニメダイジェストからの(最初の)クライマックス。

ここで! 開演前まで「ここがガーデンシアターかぁ」なんて好奇心からウロチョロしていた会場ホワイエ、まさにその場所を侑ちゃんが走るアニメ本編の映像(そんなシーンがあったことも記憶に無かったです)が流れてきてからの、客席中央に立ち上がる侑ちゃんとステージ上のアイドル達との場面再現。

それを視線を行ったり来たりさせて眺め、、、

 

振り返っても思うんですけどこれやっぱり2.5次元舞台じゃん。

 

そして(またも衣装チェンジしている)クライマックス曲『Future Parade』

 

www.youtube.com

 

とても好き好きソングであるED曲『夢が僕らの太陽さ』。

 

www.youtube.com

 

君はどんな夢の中で踊りたいのかな?

 

ファンの方がアニメ再現で虹を作りましょうって国際展示場駅で必死に呼びかけてましたが、そんなことするまでもなく客席を好きな色で染めてしまう超強力な照明。

 

アニメOPで何度となく見た「ガーデンシアターの景色」、ライブ中バルコニー最前から何度も振り返ってグルリと見晴らして、「こういう景色を推しは見てるのか」と疑似体験出来たことも嬉しかったです。

客席とステージが互いに虹を架けている。贅沢な予算の力を使って。

今までそこまでラブライブ!の魅力を理解出来ていた訳ではなく、どちらかというと小ぶりで人力の魅力が宿るステージに好感を抱いてきましたが、こういう圧倒的なイリュージョンがあってもいいなと思えました。

 

すでに相当なボリューム。

普通ならここで終わって軽くアンコール、くらいで良いはずなのですが、

虹ヶ咲はアンコールからが本番というのもなんとなく判っていたので、モニターのアンコールメーターを使って会場と配信の観客が一体化していく不思議な時間を満喫している間は小休憩。

このとき配信のコメントがみんな「ともりるがせつ菜で良かった」「ステージに立ち続ける選択をしてくれてありがとう」というメッセージを会場に伝えたい、という意思で統一されていたのも良かったですね。

今年はこういう配信コメントが流れる演出をよく現地で見るのですが、誰かの適当に書いた悪意ある言葉が普通に大きく流れて会場みんな目にして微妙に気まずい空気になる、という事が頻繁にあるので、毎回ハラハラしています。

書き込んだ人もまさかそこまで注目されてるとは思っていないのでしょうが。

そういう嫌な記憶が今回なかった。

 

そして、このアンコール明け一発目が、この一週間Twitterのオモチャにされた特攻服姿での『繚乱!ビクトリーロード』。

まず登場の空砲と花火にビックリ、勢いよく飛びだしてくる栞子のガンくれの圧のハンパなさにビックリ、そしてあのライトセイバー(他にどう形容すれば)を用いたポージングのバリエーションの豊かさにビックリです。

配信だとスイッチングで判りづらいかもですが、もえぴの「剣を使ったポージングのセクシーさ、途切れ無さ」が、なにげにこの日のベストアクトってくらい完璧でした。

生まれた時からキッズモデルですからスキルとしては持ち合わせていてもなかなか披露する場が無かっただろうセクシーなポージング。今年アミュボのファンミ、音泉祭りプレミアム、そして繚乱ビクトリーロードと、「そこで???」という場でばかり披露して、とうとう完成させたなとさえ思いました。

この曲のみならず、小泉さん全体曲での踊りが異様に決まっていてセクシー。

恐らく同じだけのポーズの決め方のダンスを𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖ライブで披露するには筋肉がもたないと判断したんだと思いますが、明かに𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖とはモードが違っていました。

 

そんな風に特定の演者の振付けを爪先から頭までずっと見ていられるのも、ガーデンシアターのバルコニー席の見晴らしの良さあってこそ。

12人、時に13人がバラバラに何かしている場面でも一瞬で全体像を把握出来て、好きな部分をピックアップして細かいフリやじゃれ合いまで視認できて、本当に良い会場だなとかなり好感触です(アリーナ後方の視界だけがちょっと怖いかも)。

 

また、勿体ないくらいColorfulな衣装を次々チェンジしてきたライブで、アゲアゲ曲だとは判っていてもどう披露するのか予想がつかなかった『繚乱』初披露の場に特攻服+ライトセイバーを選んだ、という点が凄く演出として粋なサプライズだったので、特攻服だけがネットで拡散されるとどうにも野暮ったいイメージが勝ってしまう点、少々惜しく思っています。

 

余談ですが先日リミスタでもえぴに「4thシングル」と「フォース」をかけたメッセを送り「わかんないや」と言われ盛大にスベった為、ここでライトセイバーという形で伏線回収されてスッキリしました(今週『くままま』でもスターウォーズの曲口ずさんでたので、なんかもう一言説明入れたらピンときたのかな、、、後悔、、、)。

 

ここからも無限に終わらないユニット曲ラッシュ、全体曲フィナーレ。

 

第一部

 

キャラの自己紹介

 

第二部

 

アンコール(という名の休憩)

 

第三部

 

そんな構成のスマートさも好みでした。

以前配信で見た虹ヶ咲のライブで「トロッコで移動したり、お客さんにひたすらサービスしてる時間があまり演出として美しくない。。。」と感じてそこまで期待せずの参加だったのもあり、ちょうど良い回に出会えたのだなと思います。

 

「次は虹ヶ咲のライブでこんな場面が見たいな」みたいな心残りが本当に無い。

燃え尽きた。

あれから一週間。

まだ気持ちがフワフワしていますが、

 

「白いハットから黒髪を垂らした、スタイルが良くなった栞子が『EMOTION』を踊る姿」

 

個人的に人生で見た美しい景色のトップ3に入れさせていただきます。

 

1位は説明すると面倒な『砂浜で踊るショーン・レノンの彼女』です。

 

 

最後に思い出せること羅列

・ともすればしんみりしてしまいそうな状況でも、センターの大西さんがサイコな発言で〆てすぐ笑いに引き戻せるので、あぐぽん上手なポジションを掴んだなと思う(それも計算なのか天然なのか非常にわから辛いとこ含めて)。

・前田さんが泣き出した瞬間、ほーみんに「もう私泣くの我慢したのにっ、うつっちゃうじゃんっ」とバタバタするもえぴ。

・バルコニー最前、かつ周囲が中高年でいてペンラ両手持ちなので動きが鈍く(失礼)、自分だけやや前のめりで目立てたこともあり、みんなビックリするほどレスくれる。

 初めて小泉さんに「目が合って、(𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖の)ペンラ振って、そこから改めてこっちにめっちゃ手を振ってくれる」という本物のファンサいただきました。

 比べれば今までライブ中に目が合ったと思い込んでたのは全部錯覚や。

・今年小泉さんを追って銀河劇場まで舞台エーデルを観に行って、そしたら栞子のMVの舞台が銀河劇場で、そのMVを小泉さん越しに目にするのもまた、世界のリアリティラインが崩れる経験でした。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

www.amazon.co.jp

 

notebook.hauyashi.com