2012年.見たことも非常に好みで満足したことも一応覚えてはいるが肝心の内容が定かじゃないぞ作品が多すぎる、絶妙な近過去です.逆に言うと感触だけならベストに入れていいかなと感じているタイトルが20本じゃ収まらない豊作の年.だったら迷わずお前の道をいけ.いったるわ.
候補作は148本.でゎ。
2位.哀しき獣(ナ・ホンジン)
3位.ファミリー・ツリー(アレクサンダー・ペイン)
4位.別離(アスガル・ファルハーディー)
6位.ライク・サムワン・イン・ラブ(アッバス・キアロスタミ)
7位.TIME/タイム(アンドリュー・ニコル)
8位.少年と自転車(ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ)
11位.ヴァルハラ・ライジング(ニコラス・ヴィンディング・レフン)
12位.エヴァンゲリヲン新劇場版:Q(庵野秀明/摩砂雪・前田真宏・鶴巻和哉)
13位.ミッドナイト・イン・パリ(ウディ・アレン)
14位.アタック・ザ・ブロック(ジョー・コーニッシュ)
15位.ザ・レイド(ギャレス・エヴァンス)
16位.オーマイゴッド ~神への訴状~(ウメシュ・シュクラ)
17位.おおかみこどもの雨と雪(細田守)
18位.星の旅人たち(エミリオ・エステヴェス)
19位.ヤング≒アダルト(ジェイソン・ライトマン)
20位.ドラゴン・タトゥーの女(デヴィッド・フィンチャー)
「完璧だ」と感じた『テイク・シェルター』、どのくらい衝撃だったかというと以降、怖くてジェフ・ニコルズの映画を見ていないくらいですね.単に面倒になった説.ただどうでもいいと思ってる監督の作品なら気楽に流し見出来るだろうにと、この人の映画だけは今後真剣に見ていこうと今も胸に誓っていたりします.
他も個人的な思い入れといった付加価値抜きで、それぞれ方向性は違えど単純に映画の力に心地良く振り回されたタイトルばかり.特に『TIME/タイム』は公開当時バカにされていましたが、ツッコミどころある内容だろうとベタな展開だろうとなんとなく全体のルックがショボかろうと、それでも心地良く誘導する手腕があるなら問題はないので、アメリカ映画の良心だと思うのです.
一番繰り返し観賞した『ドライブ』ではなく『ヴァルハラ・ライジング』を選んだ意図は自分でもよくわかりませんが、レフンとの出会いは存分に堪能しました.
そして2010年の『ウルフマン』、2011年の『赤ずきん』、2012年の『THE GREY』のような、ジャンル映画としてのエッジの鋭さからくる名作が賞レースに絡めない、今日まで続くアメリカ映画の宝の持ち腐れをそろそろどうにかして欲しいなとも思います.
他、ベスト候補のお気に入り
テトロ 過去を殺した男
アニマル・キングダム
J・エドガー
ペントハウス
おとなのけんか
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
戦火の馬
トロール・ハンター
ヘルプ ~心がつなぐストーリー~
ドライヴ
わが母の記
ル・アーヴルの靴みがき
虹色ほたる ~永遠の夏休み~
サニー 永遠の仲間たち
私が、生きる肌
アメイジング・スパイダーマン
ゴッド・ブレス・アメリカ
トータル・リコール
アシュラ
伏/鉄砲娘の捕物帳
危険なメソッド
GOTHICMADE ゴティックメード -花の詩女-
黄金を抱いて翔べ
ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録
任侠ヘルパー
007 スカイフォール
ONE PIECE FILM Z
エージェント・マロリー
王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件
機動戦士ガンダムUC Episode5 黒いユニコーン
ウンギョ 青い蜜
プロジェクトX
高地戦
多種多彩な良作・快作・偏愛作揃いで、真面目に1年間に公開される映画をジャンルレスに網羅していくと本当に面白い映画体験が出来る国であることは間違いないんだよなと実感します.
今はとてもそう出来ている自信がありませんが.