御後が宜しいようで ー 『田中ゆゆ子の古典落語劇場』感想置き場

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-

 Reading Theatre 第1弾「田中ゆゆ子の古典落語劇場」 夜公演』

配信にて鑑賞。

 

6月5日(日) 場所:飛行船シアター

出演:佐伯伊織(田中ゆゆ子)、富田麻帆(天堂真矢)、相羽あいな(西條クロディーヌ)、紡木吏佐(秋風塁)、倉知玲鳳(夢大路文)

脚本・演出:江嵜大兄

 

聖翔と凜明館の舞台技術交流(ここではないどこかで華恋や珠緒たちもそれをしているらしい)。

ゆゆ子の誕生日に開催されるイベントということもあり、ゆゆ子の特技:落語を朗読劇化したものをみんなで演じる劇中劇がメイン。

スタリラの個別絆エピソードではあった、純粋に「舞台少女が舞台少女してる」一幕。

実はこういうものをみんな求めていたのではと思いました。

毎月一日ずつ、ランダムな舞台少女による既存の戯曲や古典の朗読劇を演じてくれたら、なんて夢想。

生演奏(奏者も和服ありがたい)と、カラフルな和服姿の舞台少女が5人横並びになるその立ち姿だけで「これは客席から見たい光景」と。

 

演目は『紺屋高尾』と『浜野矩隨(のりゆき)』。

純粋に古典の面白さを存分に伝えてくれたと思う。こっちが大体こういくかな、と想定した人情譚の王道から逸れないのに、少しずつ先回りされる感。

『紺屋高尾』では麻帆さんの久蔵と倉知さんの吉兵衛のワチャワチャとした掛け合い、からの「あいあいさんのあいあい」こと高尾太夫登場の艶に、クロディーヌやっぱり女優だなぁというレイヤーの混乱する感想を抱く。

久蔵と高尾の夏祭りデートが一番生演奏の良さも発揮されてましたね。

『浜野矩隨』今回一番未知数だった佐伯伊織さんの芝居。あまり舞台慣れしていない声優さんが舞台に挑む的なそれと違って、朗読するだけでなく普通に全編慣れた様子で顔も動かしお芝居されているので意表を突かれました。普通に稼働可能。。。

舞台創造科としてはまだまだ新参なのですが、これだけのキャスト揃えているにも関わらずスタリラ全体でのリアルイベント/ステージの稼働が遅くない? 俺追いつけちゃうよ? という疑問は抱いたりします。

ただ、ディライト、朗読劇と、着実にひとりずつ実際の舞台上に上がってくる舞台少女たち(昨年末の朗読劇の映像もなんとか見たい)。

今後、もっとフットワーク軽く大中小様々な舞台を動かしていけるんじゃないか(配信も駆使して)。そんな予感で満ちていた楽しい時間でした。

 

しかし、推しの二次元キャラの誕生日を客席から直接お祝いできた人たち、羨ましいなぁ。

九九組箱推しですが、そこから離れるとゆゆ子が好きかも知れない。

 

 

最後に注文。

先週Swingsingの配信を見たばかりなので、バンドメンバーの個別紹介も欲しかったなとなりました。