『バンダイナムコエンターテイメントフェスティバル 2nd Day1』感想置き場

バンナムフェス2ndDay1に参加してきました。

スタンド席高所でしたが、それでも生身で体感しないとわからないフェスの醍醐味やアーティストの「オーラ」ってあるよなと思い感想カンタンに。

 

まず最大のポイントは、晴天.

ギリギリまでズブ濡れでの鑑賞やパフォーマンスを覚悟していた全参加者にとってこの解放感と、フェスが進むにつれて暮れ、夜になっていく空の鮮やかさは目に沁み入ったと思います。

 

 

では登場順に.

 

アイドルマスター ミリオンライブ!

 

炎演出が凄かった。『絶対的パフォーマー』は上がる。

 

・MC.ヒャダイン、宇垣美里

 

ヒャダインは久保みねを経たヒャダインという感じで無敵.

一言二言の端的な返しで誰にでも即対応できるし、リラックスした雰囲気.

宇垣総裁はアトロクでのノリそのままでしたが、

そうと知らないオタク達から「おもしれー女」的な反応が起こってて楽しい.

 

ラブライブ! スーパースター

 

いきなりLiella!登場で会場どよめく.

昼の部(休憩なしですが)のスターがいるとしたら間違いなく彼女たち.

白い衣装と晴天の空が絶妙に合ってる.初の野外だったらしいので、良いものを見れた.

2.5次元という枠を越えて、今日本でトップレベルで本当のアイドルしている人たちなんじゃないかと思いました.

曲ほとんど知らないのですが、曲どうこうより遠目にもパフォーマンスに華がある.

やっぱり5人というのが美しいなと.

 

・虹ヶ咲スクールアイドル同好会

 

ラブライブ!の畳みかけにして、目当ての小泉さん早々に登場.

A・ZU・NAの『Maze Town』、R3BIRTHの『MONSTER GIRLS』という流れはめちゃ強で盛り上がったし全員に見せ場あって良かったのですが、そこから先なんとも短いメドレーが続いて消化不良は否めず.

俺「(もっと聴かせて…)」

ヒャダイン「もう一曲くらい聴きたかったなあ~」

会場「(拍手)」

ぴっぴ「もっと歌いたあああい!ってなっちゃった…」

 

でも会場の端まで走って踊った小泉さんのスタイルの良さと体幹の綺麗さ、スタンドからでもめっちゃ絵になって魅せられたので、遠目でもそうなのだからアリーナ前方の人たちを新たに惹きつけることには成功したんじゃないかな.

 

アイカツ!

 

なんかすごいセトリだったらしいです.一曲ごとに面子が現れるとどよめく.

ミリオンで既に出ていたころあずさんが合流した瞬間、地割れのようなどよめきが起きたのも、「え? なんで? いるってわかってたじゃん???」となって面白かった.

前の席のアイカツおじさんが金網に倒れかかってチンパンジーのようにウホウホしていて失礼ながらめちゃくちゃ面白かった.

こういう全然知らない層の反応に触れられるのもフェスの醍醐味で、オタクコンテンツでもそれは変わらずあるんだなと.

最初のEDMはめっちゃウーファー効いてて知らないけど上がりました.

 

・misono(テイルズ~)

 

この日最大の衝撃、「misonoがカリスマとして君臨してる界隈があるんだ???」

あの小さい体たった一つでステージをあっちへ行きこっちへ行きしながら、なるほど魅せられるパフォーマンスでした.

 

アイドルマスター スターリットシーズン

 

2曲のみ.ふざけてんのか.『KAWAIIウォーズ』歌え.

生で大崎姉妹初めて見ました.綺麗.

フェスなのだから外部のお客さんに営業かけて当然といった中村繪里子トークの身も蓋もなさがとても好き。

 

アイカツ!の新世代?

 

なんか信じられないくらいの美人が立て続けに出てくるし、やたらトーク慣れしてて面白いし、この日アイカツ!割と曲が強かったですね(ヒャダイン「今時の女児はこんなベース浴びてんのか」).知らないので何が何やらわかりませんでしたが…

ここから夕陽が暮れてきて、ペンライトの色が映えるようになる.

 

BACK-ONガンダム ビルドファイターズ)

 

これまた全然知らない界隈のカリスマ.ちょうど日が沈んで赤いライトが波を作って、「見渡す限りの会場のペンライトの明りだけが見える」ってこういうものなのかとスタンドから見下ろせて楽しかったです.

最後にmisono再登場でコラボ.全体的に「アニメの中に出てくるJ-ROCKパロディ」感があって、現実の音楽シーンとまったく切り離されたような不思議な時間でした.

 

・電音部

 

いやおかしいだろ みんな電音部の前座じゃん!

 

完全に陽が沈んでからのタイムテーブルだったので、立体的になってるステージの上部からライトを発すると(しかも片側からだけのアシンメトリー)SFチックな機構がそこに出現したかのように錯覚して、終わらないイントロのドラムの震動、謎のハイレベルなダンサー達の舞い、完全にここで新しい別のフェスが始まりました.

間のトークも挟まずノンストップ.鳴り続けるウーファー、レーザーとムービングライトの強制的会場ダンスフロア変形、フェスに合わせたアレンジ(大事).

完全に電音部だけが「知らない人を殴るために来た(中の人も言ってた)」コンディションで、フェスってやっぱりそれが醍醐味なので、この日一体どれだけ新しいファンを獲得したんだろうと思うと羨ましい.

この日一番低音をどっしり鳴らしていたのも好感でした.人は音圧で腹を殴られたくてライブへ足を運ぶので…

あとセトリとしてはファンも不満漏らすくらい実は普通だったのですが、それは今にして思えばのこと.聴いてる最中は一切気にならないくらい最高で、つまりハナから楽曲レベルの水準が高い.もう今時はオタクコンテンツもこのくらい隙のないサウンドの固め方しなきゃ.

 

アイドルマスター シンデレラガールズ

 

別に新しいファンなんか獲得する必要ないし? 皆さんご存知の私たちですといった風格.デレマスのライビュに行かなければ今ここまでオタクコンテンツと親和性保てていない筈なので、やっとお目にかかれましたねという敬意と思慕の念でただただ平伏.

さすが『バベル』は十分電音部とタメ張れてましたね.遠目にも青木志貴くんの造形美は浮き上がって見えたし、「一ノ瀬志希がそこにいる」ことにも感動.トライアドプリムズも見れたよ.

 

感想まとめ

 

・コンテンツ知らない人をも惹きつけるフェスの醍醐味を発揮していたのがLiella!と電音部

・フェスだからとか抜きにライブとしての完成度ヤバかったのが電音部

・知らないけどファンの人にとっては満足いく内容だったらしいのがアイカツ!

 

1コンテンツの使える時間がやはり短い.そのコンテンツの中にも複数ユニットいるので、通常の音楽フェスと同じ感覚で作らない方がいいと思う(Liella!が勝てたのも単一ユニットで踊り続けたからがありそう).自分は知らない人たちに新たに惹かれることは無かったです.それでもまったく知らなかったとしても電音部には惹かれていた筈.

逆に電音部のサウンドを主軸に据えて、アイマスラブライブ!アイカツ!等各コンテンツのダンスチューンやコンポーザー繋がりの曲で一つの流れを構築するようなSHOWにすれば、もっと面白い融合が起こるのではないかと、そんな夢想をしていました.

『Eat Sleep Dance』からの『ダンス・ダンス・ダンス』が夕暮れの野外で行われたら最高じゃん.

 

あと、こんな巨大な光景も推しにとってはもはや見慣れた世界なのかも知れないと思うと、その遠さに眩暈が…