最盛期、再燃 - 『「少女☆歌劇レヴュースタァライト」バンドライブ STARRY SESSION revival』感想

11.4(土)、11.5(日)幕張メッセ・イベントホール。

【出演】スタァライト九九組、StarlightBAND

 (バンマス&ベース:黒須克彦、ギター:沼能友樹、ドラム:北村望/遠藤勝彦、

  キーボード:今井隼、マニュピレーター:平林昌義)

 

本来は2020年4.11(土)、LINE CUBE SHIBUYAにて開催される予定だったバンドライブがおよそ3年半越しに会場の規模を大きく広げ、二日間に分けて開催.

こちら両日参加して来ました.

 

元を辿れば4年前、2019年の大晦日に行われたドラフト会議で決めた曲目をバンドの生演奏によるメドレーで披露するといった主旨.


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本音をいえば事前に「ドラフト曲だけ? しかもメドレーを二日に分けて?」と若干の危惧がなかった訳ではないけれど、更なる本音の本音をいえば「事前に心配させて劇場版オケコンでどれだけの煌めきを浴びせてくれたか」忘れた訳がなかった。

そしてそれは舞台創造科の皆さんもきっと同様で、明らかにオケコンより遥かに良い客入り、会場ほぼ埋まっておりました。

 

何故わかったかといえば、初めて九九組を生で見ることが出来たあの劇場版オケコンと同じ会場(徒歩で行ける超地元)、さらにほぼ同じ客席だったから。

劇場版オケコン 昼の部=スタンドAブロック後方/夜の部(SS席)=アリーナA4

バンドライブ  DAY1  =スタンドAブロック後方/DAY2(SS席) =アリーナA5

 

DAY1の感想から。

 

会場全体を見渡せるスタンドAブロック。

見やすいし、もしかするとピーキーなのかも知れない音響がスタンドならではの低音を運ぶ。

 

1.『星のダイアローグ』

2.『よろしく九九組』

3.『LESSONナWEEK!!』双葉、香子、なな、まひる、純那

4.『純情アンクラシファイド』真矢、クロディーヌ、華恋、ひかり

5.『スタァライトシアター』

 

ドラフトメドレーしかやらないかもなんて不安をフルパワーで壊してくる。

最初に『星のダイアローグ』が始まり、続いて『よろしく九九組』を浴びて既にして会場の空気が最高潮に。

理由は明白で。

私自身そうですが、劇場版スタァライトが大きく二度目の火を点けたスタァライト

けれどそこから単独のライブイベントは正装の劇場版オケコンのみで、舞台のライブパートを除けば九九組のライブらしいライブはものみな過去のもの。

それも最後に開催されたのが、何度見ても信じられないスタミナを誇る『3rd LIVE STARRY DIAMOND』という、後追いで目撃しても尚「ここに一つのピークがある」と認めざるをえない圧倒的なキラめき。

劇ス組の共通認識として。もしかすると古参の舞台創造科の皆さんの中にもどこかで、「あそこにはもう届かない」という諦観が宿ってしまっていたのではないでしょうか。

ところがーー

九九組が【レヴュー服姿で】歌って踊って奪い合うだけで、こうもあっさりピークを取り戻せてしまった。

あの曰く言い難いオーラは残念ながら配信ではわからず、また生のバンドサウンドが大きく底支えしてくれていたものだったとも思います。登れてしまった星摘みの塔の上から見る景色。

 

『LESSON』『アンクラシファイド』とお披露目自体が初だという中2曲でもちろん古参にも大サービス。

正直DAY1、九九組個々人の表情など細かいことは遠目にはわからず(モニター見る時間が惜しくてあまり見なかった)、ただただ格好良いシルエットを目で追っていたのですが、それでも露崎まひるの体にバネでも仕込んだような跳躍感、愛城華恋の一挙手一投足の痺れるような切れ味に鳥肌立ちっぱなしでした。

小山百代さんてHIPHOPダンスやっていたなんて話ありましたっけ? 舞台仕込みの体幹や声量、低音のクールさに加えて、『舞台の上』に顕著ですがところどころ腰さばきがヤバいんですよね。夏にアキバ大好き祭りのサンドリオンも直に見て、まじまじ確認してきました。

 

また、この日に限らず二日間ずっと優勝していたのが岩田陽葵さん。

特にセンターにくると後方の扉が明るいのでスタンドからも姿が浮かび上がってよく見えるのですが、はるちゃんがセンターに来た時の躍動感がずっと特別跳ねてて、カートゥーンのキャラでも見てるみたいに重力超えてました。

動きも声もお顔も、ずっとキネマシトラス制作のアニメみたいに作画が良い。日々舞台で磨かれている九九組とは言え、もしかするとはるちゃん、『チェンソーマン ザ・ステージ』という大舞台かつ長期公演を乗り越えて、一皮剥けたのでは? そう思わずには。まだまだ伸びるよ九九組。

 

そしてバンドサウンド。スタンド席ではドラムとベース、リズム隊の音が反響して腹に届くといった様な感覚を覚える環境だったのですが、これが俯瞰で見る九人のシルエットが踊る様とリンクしてまぁ気持ちよい。

ベースの音色が通底するグルーヴ感をずっと支えていることを腹で理解しました。

そして演奏が激しく主張しても富田真帆さんの歌声のそれを上回ってくる圧に鳥肌。

 

既にトランスハイに突入している会場に、

ここから一気に畳みかけてくるドラフトメドレー。

 

~ドラフト曲メドレー・DAY1~

6.『花咲か唄』まひる、華恋

7.『情熱の目覚めるとき』香子、ひかり

8.『1等星のプロキオン』真矢、クロ、なな、華恋

9.『誇りと驕り』双葉、香子

10.『Fancy You』真矢、クロ

11.『RE:CREATE』純那

12.『恋は太陽~CIRCUS!~』真矢、ひかり

13.『ゼウスの仲裁』華恋、純那、双葉

14.『私たちはもう舞台の上』

 

まひかれのふたかお/夢が叶ったまほさんと集団ポジゼロ/客席のペンラが織りなす水色の海の上で独り舞台を演じ切る佐藤日向さんの「女優」としての佇まいの美しさ/まほさんと対で向き合うと格段に女優としてのポテンシャルが引き出される相羽あいなさんの輝き/どういう事だよポン酢ってetc……。

一つ一つ異なる世界観のレヴュー曲が、一夜限りの特別編成で繰り出される全8曲。

できればフル尺が良かったので再演してほしいのですが、同時に短縮版だからこそ畳みかけの迫力が容赦ない。何度も高みへ上昇しては急下降して次の世界へ。

息継ぎさせてくれと思っていると、これでもかとそのフィナーレで叩き込まれる『私たちはもう舞台の上』。

この曲はもう何度も生で浴びてるとは言え、劇スで受けた感銘、歌詞の鼓舞、五声からなるラストのコーラスの激しさでいつも情緒が破壊される、自分にとって一番特別な曲なのですが、、、。

 

ここで、バンドメンバー紹介。めちゃくちゃ唖然とした事覚えています。

こっちはもうフィナーレの情緒破壊を味わってるのに、まだ中盤???って。

このままどこまででも連れていってくれと思いましたね。(3rd LIVEだったらここでまだ四分の一なんだよなと思うと怖い)

『ワイルド・スクリーン・バロック』の字体はちょっとこのテのプロップのハイセンスさで知られるスタァライトにしては妙にチープに見えて、少し笑ってしまいましたが。

 

さてこの『私たちはもう舞台の上』が最初の客降り曲。

正直DAY1、客降り全般はどこで何が起こってるのかサッパリ把握出来ませんでした。

 

そして、この日のハイライトと事前に謳われていたドラフト曲メドレーを終えてから訪れる、真のハイライトの時間。

 

15.『Star Diamond』

16.『Circle of the Revue』

17.『ディスカバリー!』

18.『Star Devine』

19.『Star Parade』

 

会場の外は11月でも真夏日だったこの二日間、それでも会場の中はより暑く、キャストも観客もどの隙間に水を飲むかの勝負になってる『スタァライトサウナ(命名みも)』状態。怒涛の目玉曲ぶっ続け。火柱まで上がり、MC中にはみんなでもよちゃんの汗を拭くターンが可愛い。

しかし汗だくで「この今の私を見て」を歌う愛城華恋、どうしようもなくポジションゼロのスタァ、舞台少女だったな。どんなメイクより汗まみれが一番格好良い人。

DAY1もDAY2もここの振りが違い、どちらも格好良かったこと先日小山さんがファンから質問されて、「ラクダちゃんの振り付けは基本的に全員揃うとこ。個々の振りはアドリブに任されてるので、私も別にそこまで意識してやった訳ではない」旨仰ってました。

確かにスタァライトライブのエピソード、キャストの裁量によって生じた場面がめちゃめちゃ多いよなと毎回思ってるのですが(シリウスのななの台詞ももえぴの思いつきだったり)、それでも新しいライブの度に演出家がいるみたいにビシッと決まってるので「現場で本人が作ってんだ?」って何度経験しても驚くことしきりです。

ここら辺の手管の多さも舞台経験の数々が大きく作用しているような。

 

個々の曲の感動ポイントはもう無数にあり、

まず、Twitterでも見かけた感想ですが、いつ、どの時点で聞いても「未来人が『今』から逆算して書いたんじゃないか?」としか思えない中村彼方さんの歌詞の胸に刺さり具合(そのせいで俯瞰でライブを味わえない。いつだって『今』の彼女たち、そして私のことを歌っているので、他人事じゃなくなる)を筆頭に語りつくせないのですが、

こうして改めて曲目を振り返ったり配信で見返したりしても、エモのポイントが重なり過ぎて脳がうまく情報を処理してくれません。

ただ『負けられない君にだけは 舞台の上では向かい合おうね』で涙がこみ上げた事は忘れない。

私もひかりに負けたくないので。

 

~アンコール~

 

ー九九組の歴史ハイライトVTR-

20.『願いは光になって』

21.『Pole Star』

22.『舞台少女心得』

 

この日会場にいた人みんな共感してくれると思うんですけど、二度目の客降りに向けて、このアンコールの時間にA、Bブロックの中間に巨大な台車が運ばれる件があったんですね。配信でそこ確認し損ねた。

重荷を運んで車輪がゴロゴロゴロゴロ……とホール中に響き渡るあの時間。

本当にワイルド・スクリーン・バロックが始まるんだと思った。忘れられない。

 

客降り二曲目『願いは光になって』。

目撃出来たのはこの日唯一スタンドA付近に現れてくれた登場時のみで、以降はやはり九九組がどこに消えたのか見失ってしまいました。その理由にDAY2で気づいて唖然とするのですが。

 

『Pole Star』これは今までアニサマでしか披露されなかった曲?

歌詞がつよっつよである事も理解してるリアル舞台創造科の皆さん、

ここで歌詞をVに出すのでズルい。

転調がめちゃめちゃ奇怪なのにハートウォーミングで、

今まで特に意識したことなかったのにいきなり大好きな曲になりました。

ここら辺はやはりバンドサウンドが「乗せて」くれたのも大きいんでしょうね。

 

劇スオケコン昼の部MCでは、もよみもの「夜の部のチケット買って」アピールの強さを覚えてるのですが、今回はDAY2アピールがあっさりで「お、埋まってるんだ」となり嬉しかったです。

 

この日のMCの際のーー

・すでにこちらは力の限り楽しんで完璧に充たされている

・昼スタートなのでまだ今日という日に余裕がある

・そして、明日もある

ーーという多幸感。思い返すだに全身がゾワゾワします。

 

・配信で見返すと、輝ちゃんまほさんの『恋の魔球』言及がフリとして効き過ぎてる

・大好きなツッコミ「私、一応直属の先輩なんだけど」

・のじPから継承したSEおじVSぴ(ここ女性スタッフに変ったとこ声漏れ聴こえた気が)

等々、スタァライトのライブに参加してるなぁと実感してニコニコタイム。

 

そしてラスト、繰り返しになりますが特別だなと感じたもよちゃんの存在。

思えば劇スのオケコンは華恋が割りを食ってたので、ほぼ仕切りに徹してたんですよね。

ちゃんとスタァライトのライブの中心に愛城華恋がいる事の安心感。

これを初めてしかと見届けることが出来て嬉しかったです。

 

実はこの日徹夜で参加しまして、足も狭い席で飛び跳ね続けて皮がズル向け状態。

普通ならこれで翌日もあるのはなかなか億劫なのですが、

そこは地元の利ーー

 

ーー10時間爆睡して後、翌日を迎えました。またも晴天!

 

DAY2の感想はざっくりと。

 

席番号、運命のA5ブロック「99」番。

言ってしまえば一番前の集団の、一番後ろの一番端(上手)です。

隣りに仮設の柵が設けられ、そことの合間の通路にはみ出ていける形。

最初は視界が不安でしたが、ここにズレることでばっちり確保できました。

九九組の表情も、他の人にスポット当たってる際の端でのワチャワチャが尊い

「SS席あの値段でここかよ」と一瞬愚痴りかけましたが、

結果めっちゃ自由に踊れるしペンラも触れるなかなかの当たり席だった可能性。

柵をしっかり手で支えてくれていた係の方申し訳ない。彼の方振り返れなかった。

 

バンドサウンドはスタンド席だとベースのうねりがハッキリ聴こえたものが、アリーナ席だとシンセの音含め全体の曲の調和が取れて(より音源的)、どちらも甲乙つけがたいもの、且つ異なる味わいで、聞き惚れました。

 

~ドラフト曲メドレー・DAY2~

1.『追って追われてシリウス』真矢、なな

 台詞パートの改変楽しい。力士の四股みたいな振りも地味に好き。

はるちゃん「文脈なくなってるから天堂真矢がそこにいるのは本当に『話が違う』のよ」

 

2.『GANG☆STAR』華恋、ひかり、まひる、純那

 スタリラ曲を聴けたり、こうして現時点ではサブスクになくフィジカルでしか聞けない初期曲を聴けたり、失ったかに思えたものをひたすらに取り返していく二日間。9人が9人とも可愛いと格好良いを持ち合わせてる良さを実感です。

 

3.『星々の絆』うちが花柳香子どす

 DAY1の純那に続いて、ドラフト会議の賜、伊藤彩沙さんのソロ曲。

DAY1もDAY2も雰囲気を盛り上げる演出に加えて、

歌い手の視線の集め方、その堂々たる振る舞いに魅せられました。

本当は他人のデュオ曲を(どちらも片方ななですね)一人で歌うなんて

面白い事態だと思うけれど、九九組があくまで

「個々に己の舞台に立っている屹立した実力者」である事を思い知らされて、

大事なパートになってると感じました。

 

4.『鬼紅忍絵巻 - おにくれないにんえまき - 』クロディーヌ、まひる

ドラフト会議の賜なら「意外な組み合わせ」も大きく、その最たるものでは。

和な音色にリズミカルなソロダンスが引き立って可愛い。

やっぱりはるちゃん進化してるなって何度だって思うし、忘れがちだけどあいあいのスタイルの良さが引き立つ振り付け。

 

(ここから先、待ちに待ってた曲が4曲立て続いて情緒が壊れます)

 

5.『恋の魔球』ひかり、双葉 実況:富田さん 審判:甚古萌、田口実加

 イントロ流れただけで勝ち確してしまう大人気曲。

こんなにもバンドサウンドに映えるのか。

双葉とひかりで歌ってるだけでも面白いのに、アンパイア陣の登場で沸く。

思えば自分が「バンドライブ」「ドラフト会議」の存在を知ったのは

事あるごとにまほさんが『恋の魔球』を獲得できなかった悔しさを

あちらこちらで語ってくれていたからで、

実は結構古参と同じ伏線回収の快感を味わえていたのかもです。

「バッティング対決~」って言いながら顔出す瞬間配信で何度見ても吹く。

また上手から見て輝ちゃんの空振りもその意外性含めてゲラゲラ笑ってました。

ミュージカル的な大仰な表現の多い振り付け、三森すずこさんが本当に可愛く、けれどどこまでも「神楽ひかり」として踊るので、アニメとしての絵も浮かぶよう。

もう踊る曲ばかりは疲れると話してましたが、みもさんまだまだ踊ってほしいです。

年齢気にしてるけど、あなた一番顔幼いのよ。

 

6.『Rose Poems』なな、純那

 周囲が真矢クロやふたかおでバタバタ崩れていくのをどこか他人事として「良かったねぇ」と見守ってたのですが、アウトロでじゅんなななが踊りだしたあたりでダメでした。記憶がだいぶ白い。綺麗だったし、純那を支える小泉萌香さんの紳士な姿、実際のダンスよりずっとずっとスローに印象に残って目に焼き付いています。

 

7.『You are a ghost, I am a ghost ~ 劇場のゴースト ~ 』まひる、香子、双葉

 これも下手すると九九組で一番好きかもしれない一曲。より言うとこの曲の3rdLIVEでのパフォーマンスにとびきり惹かれていて、それをメインまひるで回収できるなんて。

 真矢Ver.が舞台というゴースト(ひかり)に取り込まれてしまった悲鳴だとしたら、まひるは自身が舞台のゴーストと化していくのを止められない、そんな悲鳴になっていた気がします。

 

8.『御してぎょしゃ座』クロディーヌ、なな

 あいあいが あいあいが「あいあいあいや」

 もうメドレーの畳みかけで頭バカになってるので何を見ても楽しい。

 そして無邪気に笑うばななの表情が大好き。

 

 メドレーの終わりをキャラの台詞で伝えてくれた事で、DAY1もDAY2も8曲メドレーというよりメドレー通した九九組たちの「一つの演目」として終わる構成がお上手。

 

 からの、客降り一曲目。『私たちはもう舞台の上』。

 前日でここで客降りがある事はわかっていたので覚悟はしていましたが、くるりと180度反転し振り返ったら、すでに客席袖にニッコニコ笑顔の生田輝さんの姿が(配信で確認すると一緒に出てきたみもまほを見送った後)。

 そのまま輝ちゃんがーーというか石動双葉としか言いようのない王子様が、ニッコニコで着実に、距離にして30メートルほどの距離をこちらまで歩いてくるあの時間。こんな事あっていいのか。

 そしてほんの2メートルほど先までくるとABブロック間の通路に踏み入れ、つまり俺の目の前で歌い始める!

 目ちっちゃ! 目が合ってるのかどうかもわからなかったけれど、お渡し会で当人と出会うようなあの距離で大好きな曲を歌ってくれているという状況にパニックです。

 その後向きを変えて、それでも自分の前から動かない輝ちゃん。

 もう確認できないから言うんですけど、配信で思いっきり輝ちゃんの後ろにハッキリと自分が立っていてーーなぜか自分のペンラが本当に紫色になってるのか気になって確認してしまい、いざ輝ちゃんが歌い始めて「ビクッ」と驚いているので目立つharmoeTシャツの男ーー秒数にしてかなりの時間一緒にいたことに改めてビビりました。

 

 劇場版スタァライトのED曲の一部として自分の姿が映りこんでしまった。

 

 色々端折った物言いですが、しかし一つの作品を追い続けているとこんな風に作品と交わえる事もあるんだ。

 カメラ映ってませんでしたが、その後通路脇を通ってステージに戻る輝ちゃん、僅かな時間で爆裂ファンサをしようと、至近距離で大量の投げキスを放ちながら歩いていました。あんなの本当にファン倒れちゃうよ。

 

 客降り二曲目『願いは光になって』

 無事、ゴロゴロゴロゴロ……の正体である台車がすぐ後ろで組み立てられていく様を目撃できて満足。

 しかし昨日はここに来るまで九九組ちゃんどういうルート通ったんだろう? 上からだと見失ってしまったけれど……?

 次第にステージ後方から近づいてくる悲鳴のアーチ。

 「まさか、あのブロックとブロックの間の、台車が通れるような横の線じゃなく、人一人通るのがやっとの縦の線を歩いてくるのか、、、? 九九組が、、、?」

 そして本当にその細い細い通路、というか客の間からひーちゃん、あいあい、まほさんが表れて、台車の上へ。

 この客降りは「このホールだと後ろのお客さんが見えない」と判断したみもさんのアイデアで、「舞台創造科の、スタァライトファンのモラルを信頼した」スタッフが許可を出したそうで、その是非は判らない、たまたま何もなかっただけかもしれないけれど、とてもかけがえのないひと時でした。

 台車の上で真矢クロが当たり前のようにイチャイチャ絡んでましたが、台車降りてから目の前で純那がジャンプしてくれて、と言っても後ろ姿ではありましたけど、高い高いと言われている純那の跳躍の高さを真後ろから目撃できたのも貴重な体験でした。

 本当に到達点高いぞ佐藤日向。

 そのあとひーちゃんがマイク落としてあいあいが爆笑しながら一緒にステージへ戻っていくのも愛嬌(配信でも『ゴン!』って音は拾われていた)。

 

 そんなことをコメントに打ち込んだらはるもえが拾って笑ってくれた事も含めて、

岩田陽葵・小泉萌香 気の向くままに思うがままにっ! #54 - YouTube

 最高の二日間でした。急に雑な〆になりますが、今日はharmoeに会いに行くので、ここで切り上げ。

 

 イベントの余韻の長さ、今のとこ劇スオケコンに続いて二番目くらい持続しております。

 この余韻がある間だけは鬱から逃れられるのでイベントに依存してしまう。依存はよくないな。余韻の分も自分を奮起させ、己の舞台に邁進していく所存です。

 

 あ~でも4th LIVEも『アルカナ・アルカディア』曲も劇ス曲の生レヴューも見たいし、次は『ロマンティック・クルージン』回収させてください。

 まだまだ九九組はここからだ。