超楽しかった。 ー 『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE! ~R3BIRTH R3VOLUTION』感想

 今年の頭、1/14(土)有明ガーデンシアターにて参加した、今年一番楽しかったまである超楽しかった記憶、「『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』UNIT LIVE! ~R3BIRTH R3VOLUTION~ Day.1」。

 あれから半年。

 もはや細部の記憶はほぼほぼ薄れ「超楽しかった。」という事のみ覚えているのですが、ライブのBOXはあまりに値が張るし、あの日の体感はあの日のままに記憶しておこうと、他の方のライブレポなど参考に朧気な印象で振り返ります。

 

 まず会場が『5th Day.1』で大好きになった有明ガーデンシアター。

pikusuzuki.hatenablog.com

 この時は見切れ席で今回は一般(けれど申し込みは二次かな、だいぶ遅い)での当選。前回とほぼ同じ位置でーー枠は違えど、実質三階スタンドの最前! というありがたい位置。ガーデンシアターの上下に長く縦に密集した作りだと、アリーナより見やすさが段チの良さがありますね。

 二度とも良席に恵まれたので好きというだけで、次行く機会があるとして今度こそは外れ席引きそうな悪寒もしており、このまま良い思い出の地として留めておきたい気持ちもあります。

 

 セトリこちら参照して。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE! | LL-Fans

 

 まず開巻いきなり直近のR3BIRTH新曲3曲。

 『Vroom Vroom』『Look at me now』『バブルオーバー!』

 端的にザ・K-POP。流行りというには古典的ですらありますが、そこにアニソンからの流れの曲調も相まって、今でいうとむしろガチャポップの範疇かもしれない「オタクK-POP」的な良さがギュッと詰まっています。椅子を用いてのダンスが新鮮。

 小泉萌香のオタクとしては年末に舞台2本やってこの前週にスタァライトのオケコンもしていた人がいつこれだけの振りを身に着けているのか(クリスマスも練習してたと法元さんが別のとこでこっそり打ち明けていましたが)、唖然としつつ、こう「アニソンだからと忖度なしにちゃんと音として格好良い曲、格好良いパフォーマンスに触れられる」という進化したR3BIRTHの良さをフルパワーで浴びて、その怒濤のメドレーで会場の熱気がいきなりピークに持っていかれました。

 まだ声出しNGだったし、個人的にもイキリオタクのノリは嫌いなのに、この3曲間でオタクから漏れたどよめきは全部やむなしのものだったと思います。

 めちゃくちゃ興奮しつつ「いきなりクライマックスで大丈夫なのか」というハラハラも抱え、すでにアドレナリン全放出状態。心配は杞憂に終わり、このどよめきも興奮も最後まで一貫する最高のSHOWとなっていく訳ですが。

 5thでのCDCS衣装のふわふわした可愛さが印象深かった為、ジャケ写通りのスーツでバッチリ決めた姿も格好良い。

 ここからMCを挟んで、全体曲『Just Believe!!!』『TOKIMEKI Runners』

 最初の3曲が「ユニットライブのクライマックス」だとすれば、今度は「全体ライブのクライマックス」を持って来る。

 まだそこまで虹に馴染みない自分でもそうなのですから、ファンの人たちみんなここでもう神経焼かれてしまったんじゃないかと思います。ご愁傷様でした。

 「何が飛びだしてくるかわからない」状況で「一番ヤバイものだけが飛び出し続ける」というメドレー。

 

 そこから恒例の生首アニメ。

 本来ここは息抜きパートだった筈なのに、いきなりファンタジー設定、かつ観客巻き込み型のスタイルになっていて、「あれ? ここも休めないのか?」となったオタク達のどよめきと爆笑が絶えることはなく。

 しかもまさかのクリフハンガーを用意して幕間終了。

 

 ここからアニメ2期を再現するソロ曲ラッシュ。

 『Eutopia』『EMOTION』『stars we chase』

 そしてそれぞれの持ち歌ラッシュ。

 『夜明珠(イエミンジュ)』『翠いカナリア』『Toy Doll』

 

 つまり「ユニット曲クライマックス」→「全体曲クライマックス」→「ソロ曲クライマックス」という、まさに2,5次元である『虹ヶ咲』の、ユニットである『R3BIRTH』の、『ソロスクールアイドル』達だからこそ出来る三段構成。

 これ今振り返って気づいたのが、勿論大変だとは思うけれどここまでの、そしてここからのカロリーと比べると三人がオリジナル曲で自分の世界を存分に披露できて、ある種リフレッシュタイムにもなっていたのだなと。

 

 ここで今日の公演が終わったとしても恐らく誰も文句言わない120点叩き出してるのですが、まだ中盤。

 

 『繚乱!ビクトリーロード』

 今の『虹』で、というか恐らくラブライブ!全体の中でも、一番盛り上がる曲をオリジナル歌詞もぞんぶんに付け加えてもってくる。

 続いて間奏にこのライブ会場に合せた会話パートの挟まる『ミラクル STAY TUNE!』

 続いて『Level Oops! Adventures』では遊園地の電動乗り物に乗って登場! ステージ上で遊びまくり、乗り物がいうこときかず『お前-!』と焦る萌香ちゃんで爆笑。

 「遊園地みたい」をコンセプトにする事ってありがちなのではと思うんですけど、特にそういう訳でないR3BIRTHが何より遊園地を体現しちゃってるのハードル上げすぎじゃないですか。

 

 と、完全に笑ってお客さんモードになっていたファンも、何より本人達も、みんなで極限の筋トレに励むことになる『全速ドリーマー』。

 自分もすでに体力限界だった筈なのに、全力でしました、激しいストレッチを。

 この流れで恐らくハイになっている会場一同、さらにたきつけるように、モニターがリズムゲーム仕様になり曲に合わせてみんなの動きを加速させる。

 あんな一体感はちょっと後にも先にも知らないです。

 お客さんももう精も根も尽き果てようとしているのですが、その上でR3BIRTHの三人はステージ上で3人サボテンに挑戦。

 

 正直会場の空気が「ふうー、終わった終わった」モードまであったと思うのですが、幕間のアニメの続きがまだまだクライマックスのボルテージで全然休ませてくれない。

 5thの時は「ここでみんな息抜きするんだなぁ」と学んだのに、「思わず漏れてしまう笑い声」がずっと止まらないんですよね。

 

 からの! R3BIRTH内シャッフル・パート突入。

 これはみんな興奮と同時に、「ランジュとミアはシャッフル・フェスに参加してないから」と気づいたのではないかと思います。どよめきとは違った感嘆と納得の声が漏れていました。

 栞子の『Queendom』、ランジュの『I'm still…』、そしてミアの『コンセントレイト!』に二人も乱入し、最後は揃って『MONSTER GIRL』。

 

 この上ないフィニッシュ、、、でもまだ終わらない!

 

 ここからもう記憶がマジでありません。まだまだ続く。

 『Love U my friend's』『トワイライト』『Hurray Hurray』

 

 ここまで字で追っただけでももう体力の限界は超えているのは明白なのに、虹ヶ咲定番である「長い長いアンコールメーターの茶番」を省略し、アンコールさえすぐ始まる!

 再びの『Vroom Vroom』

 

 曲目の少なさを逆手に取り、たった3人で、2時間20分一瞬も油断させずに、声出し不可の客席からどよめきが止まらないセットリスト全24曲を、それも全身使う体力勝負のパフォーマンスをし続ける 普通にジャンル問わず今年見たすべてのイベント・ライブの中で圧倒的に優れたSHOWだったと思います。文脈・ライブ会場・観客の予想、全部を計算に入れて生まれた奇跡の一夜。

 

 そして、個人的に虹ヶ咲で一番好きな『夢が僕らの太陽さ』でフィニッシュ。

 『私たちはもう舞台の上』と『夢が僕らの太陽さ』の終盤を聴いていると、毎回感情が爆発して冷静になれないので、つまりライブ最後のカタルシスとしてあまりに完璧。

 

 ちなみにこの後、まさかの規制退場アナウンスのおじさんまで幕間アニメの延長上でロールプレイして登場し、観客を巻き込んで「退場をエンタメにする」という意表を突いてきました。

 

 おかしい、、、5thも異常な完成度でしたが、それまで配信で見てみた虹のライブってここまで凝っていなかったのに、突然野心しかない若手の思いつきを全部実行してみましたみたいな一日。

 間違いない、傑作と呼んで差し支えないライブだったと思います。

 

 

※どうも自分の呟きによると、これに加えて「炎」「爆音と照明」「ダンスエキシビジョン」もヤバかったようです ワイルドスピードを実写化したら『R3BIRTH R3VOLUTUON』になる。本当にハリウッド超大作映画見てるような気分でした。