『〈音泉〉祭り2022夏 PREMIUM』他、感想

 

 7/24日(日)、ベルサール高田馬場にて〈音泉〉祭り2022夏に参加してきました、という話を10月になって(下書き時点)。

 6時間越え長尺という、振り返るのも億劫な贅沢な時間でございました。寝ても覚めてもずっと声優さんが喋るか歌うかしている。

 遠い昔の出来事のようで、まだそんなもんなんだという不思議。季節感がぶっ壊れてますね。

 7月とは思えないんだよな。5月くらいだったような。

 本番の数日前に会場の様子を前田佳織里さん達が紹介する生放送があって、その時目にした長い長いエスカレーターにいざ自分も乗り込んで会場に下降していく時、とにかくテンションが上がって、この一年でいつしか「知らない駅で降りる」「知らない会場に入る」という行為に楽しみを見出してると確信した覚えがあります。

 この確信が結果、虹ヶ咲5th開演前にガーデンシアターを面白がってぐるぐる巡り、その時見たホワイエの光景がアニメの一部としてスクリーンに映し出された時にクラックラするほど虚実が綯い交ぜになるという貴重な体験に繋がったりして。

 流石にこの長尺を振り返る時間はないので、アーカイヴ(10月で終了)を飛ばし飛ばし確認しながら今でも思い出せる感想を。

 ちなみに会場前の廊下にはモニター付きのベンチがあって、当日空きが出たら入れるシステム。「え、ここまできてずっとモニター見ることしか出来ないのは辛いのでは?」と、かなりハラハラしてベンチの人たちを見ていましたが、中盤にはもう誰もいなかったので上手いこと回ったんでしょう。

 

前田佳織里篠原侑・守屋享香 『えきぞちっく♡たいむ』

 開巻、いきなりなんか可愛らしいお耳付けて歌ってますね。やってた気がします。

 

OP 

 アミュボのファンミに続いて「富田さんが照れたり甘えるくだり」をひとしきり堪能。

 

音泉

 初めての絡みでもなんでもないのに、わっしー、向さんMCで九九組の二人が呼び込まれる絵、改めて映像で見ると異なる次元が融合したようで非常に不思議。

 そしてですよ。わっしーが、めっちゃ動いて仕切る。

 「俺はイベント時間を押させない。現場の面白よりもスタッフの苦労の軽減を取る。何故なら前職がイベントの裏方で、帰宅遅れるの辛れーから」と公言されてた方ですけども、スムーズに進行させるため自由に動き回っていて、つくづく「ステージ上を動き回る人」に弱い自分を感じました。気づけばわっしーの動きばかり目で追っていた気がする。恋では?

 そんなスムーズな流れを前半はかなり我らがもえぴなが妨害。若干遣りづらくてMC的には邪魔だったかも知れませんが、そんな二人を種ちゃんがこの日age続けてくれて嬉しかったです(かなり以前からの舞台創造科らしいと知って納得するのは帰宅後)。 「あの二人は恐竜の擬人化。可愛いラプトル」発言で救われ。

 

( 声優さんみんなバラエティ慣れしてないからそれぞれの番組のペースで喋ろうとしていて、出張るとチグハグに食い違うので、推しがいなかったらやっぱり積極的には触れてない文化だなぁとは思いました。 )

 

 そんな中、途中から合流した会沢紗弥さんがめっちゃバラエティ上手な人になってて、関裕美のデビューをLVで見守った俺は……俺は……。

 

キングの部屋

 下野紘さん松岡禎丞さん初めて生で見たかも知れない。

 少なくともこんなガッツリ喋るところを見た記憶はない。というかどの声優さんにしろ一人につき最低3時間は出ずっぱりのイベントなんて他に経験したことない。あの死ぬほど聞き慣れた声でめっちゃ掛け合いしてくれるの最高に耳が幸せでした。

 あとこの日出演されていた多くの声優さん実は知らないんだよなと思いながら見ていて、じわじわと「あ、佐藤元さんて『よふかしのうた』のハジメ!?」って、声だけで気づけたのは嬉しかったですね。他にも何名か「あれ? この声知ってる……」って長丁場の中で気づけました。すでに誰かは忘れましたが耳はきっと憶えてる。

 

音泉ファッションショー

 チャット欄がもえぴのスタイルに沸き立ってる様が快感だったの覚えてます(現場にもコメント流れて見える)。

 スイッチング切り替えられて映像では確認出来ないのですが、肉眼で見た際、上手で最初にしゃがみ込む時の小泉さんが完璧だったんですよね。しゃがんで立ち上がるまでの妖艶にして俊敏なしなやかさ。後に虹ヶ咲5thの繚乱ビクトリーロードでも(果林先輩のバース時に?)このポーズ見ました。

 こうして映像で見るとその艶やかなポーズ、からの、非常に幼い笑みをこぼして歩くギャップにやられます。

 

ワシャ女

 こんなコーナーあったっけ……? 記憶が……。

 この日のピークは「着せ恋ラジオ」で、そこから逆算して伏線として色んな会話が散りばめられたなという印象があったので、ひーちゃんが直田さんを中心に話持っていってくれたのが今振り返ると良い仕事。

 ポージング後、カメラが離れてからも長いこと可愛いポーズし続けてた小泉さん愛おしかったです。真面目。

 あ、カワウソちぃたん☆出てきたのここか。存在自体まったく知らなかったので衝撃でした。

 

駒形友梨礒部花凜・土屋李央『PO・PO・PON』

 この日、あの狸の格好をした土屋さんを直視できる距離にいたの本当に目のやり場が。円香の声の人としてしか認識してなかったので、ここまでビジュアルの暴力。

 

『その着せ替え人形は恋をする』

 でもアニラジってアニメ見てこそじゃないですか。

 ちゃんとアニメも見てる作品のラジオ公録を見る、という体験が恐らく初めてだったし、数少ない「ちゃんと見てた年内の流行りアニメ」の内の一本で、なおかつ個人的にアニラジと言えばの代名詞「デュララジ」的な男女ラジオのイチャついた空気を堪能出来るタイプの内容で、予期せずしてこの日のハイライトとなった幸福な時間。

 男女ラジオでも石毛さんの紳士さが今までにないタイプで新鮮。

 現地のならではだった、あの二人の間に流れる雰囲気。世界中の視線を集めて二人だけのイチャイチャ世界を作ってますよ、という、半ば演じてるような自覚が少なくとも直田さんにはあった筈。いや素であの甘えた空気だとしても最高です。

 ランウェイ歩いて直田さんが石毛さんに振り返る瞬間がスローモーションに見えました。いいもん見たあ。

 

『くの一ツバキの胸の内』

 ここでトイレタイム入れたのでなんだかよくわからず。

 引き続き狸のままの土屋さんのありえん可愛さをボーッと眺めていました。夏吉さんを生で見れたのも嬉しかったな。

 周囲のお客さん女性多くて、この頃にはだいぶ男性声優も帰りガランと空いてきたので、自宅かってくらいリラックスして、うとうとして、でも目の前で声優さんたちがずっと喋っていて。変な気分……。

 「もはやありがたみもなく、無の心でただ声優を眺めている」という、考えてみれば恐ろしく贅沢な状況。ここもまた体験として一つのハイライトだった気がします。

 

佐藤日向・小泉萌香+稗田寧々『DINO☆SHOW』

 前回もえぴなの二人が出れずコラマイの二人にフォローして貰った?分、今回はもえぴながお休みとなった鈴代紗弓さんの分も全力パフォーマンス。パフォーマンス前にのむこがみなみのお三方のボイスの歌フリが煽って勢いつける流れ好きです。

(前回からどうこうの経緯全部、終演後フォロワーさん達に教えていただく)

 映像だと伝わりづらいんですけど、ファッションショーの時も歌の時も、もえぴなのステージングが別次元だったんですよ。やはり声優さんの中にあっては空間の使い方と筋肉の使い方が完璧にわかってる人のそれ。きっと自分が配信や円盤で観た舞台も、その真価は全然理解できてないんだろうなと改めて。

 BTS『Dynamite!』のフリを取り入れたり、相方欠席で出番のない稗田さんをパフォーマンスに招き入れたりも、二人が直前に思いついたアイデアを即取り入れたというあたり流石のエンターテイナーぷり。

 

花井美春・会沢紗弥『KNO』

 何もかもミリしらだったこの日のインパクトでかなり上位に来る曲ですが、改めて見ると間奏即Just The To Of Usという雑さがB級味を出してて良いですね。

 流石にちょっと考えて欲しい番組タイトルをちゃんと変えて、Pもおじさんからいきなり同世代の女性になったという話は少しだけ音泉への信頼を取り戻しました。

 

前田佳織里篠原侑・守屋享香 『えきぞちっく♡たいむ』

 これオープニングアクトをもう一度改めて披露してたんですね。業界全体で前田さん酷使するじゃん。

 

 

 

嗚呼 生の『DINO☆SHOW』見れたんだな……という感慨が今になって襲ってきてます。

 

 

 

 

 

 そして後日、この日購入した『バトってダイナソーin福井』をようやく鑑賞。

 一日目。ゲストは村上まなつ・守屋享香。映らない野島さんがはしゃいでるのが伝わってきて(もえぴなロケなのにダイアローグ+と遊び𝒉𝒂𝒓𝕞𝕠𝕖シャツを着ている)、ポニキャの人事異動を知った後だと非常に味わい深いです。

 ミステリーキッスの並びも嬉しい。

 

  二日目。ゲストは相羽あいな。念願の恐竜博物館+あいあい。いつになく童心に還ってるもえぴがずっと幼い。ちょっとずつでいいから仕事にかこつけて夢叶えてあげてほしいなと願います。

 二日目のゲストに「一日目超楽しくって!」って報告しちゃうの、普通なら失礼だからよっぽどの信頼関係だよなぁと思うし、九九組の中でボケ役を担うことでこうして甘やかしてくれる相羽さんの存在の大きさも実感しました。

 そして時間押してるのにまほ姉とお揃いのイヤリングを選んでたとかいう突然の真矢クロ要素に頬が緩む。

 

 タイトルに不在のもえぴな(ダンボール)が背面バンジージャンプ決めたりロックハート城で美女と野獣のコスプレしたりして実質主役になってしまうのがこちら。

 これ絶対ひーちゃんバンジー怖いのに「ここはいきなり登場して躊躇せず背面バンジーするのが面白い」というプラン考えて実行してると思うんですよね。

 

 

 ちゅちゅまる(CV.中村悠一) ケロケロボイス(CV.小泉萌香)で小泉だけ声の参加しているのがこちら。ぴさんは一瞬ですが、逆にゆうきゃんは贅沢に使うんだなと謎の緊張が走りました。

 

 揃えて損なし。