「舞台『やがて君になる Encore』BD&DVD発売記念イベント」レポ

※昨夜、酩酊しながら書いていたメモが消えました(´д`)

 捕捉・修正情報などありましたらジャンジャンお知らせください

 

5/5(金)池袋HUMAXシネマズにて開催のトーク&上映イベント。

全3部。内、2部・3部参加*1

登壇:河内美里・小泉萌香・礒部花凜 MC:辻P(トライフル・エンタテイメント)

ゲスト

1部:田上真里奈 2部:瑞野史人 3部:春咲暖

 

 第2部(スクリーン1)。

 通常こうしたイベントは回を重ねる毎に登壇者のテンション上がってその前の回の記憶が上書きされがちなのですが、瑞野くんの個性が印象的だったので2部も結構記憶に残っている。

 とは言え2部・3部ごっちゃになっています。可愛さの存在感において瑞野くんと暖ちゃんが似ているという予想外の事態があったので、発言混ざってるかも。

 そして隙あらば絶え間なく主演3名のお喋りが続いていたので。。。時系列バラバラのレポになってる点ご留意ください。

 

 登壇、まず瑞野くんの可愛い第一声で結構ビックリ。槇くんとしては無色透明に撤していた為、本人のキャラとのギャップが。

 

河内「真修槇くんはムードメーカーのお兄ちゃん、龍次郎槇くんはしっかり者のお兄ちゃん。でも史人槇くんは兄妹感ないというか、普通に同級生だったかも」

 

 登壇時にも一人私物のバッグを抱えて、ゴソゴソしている瑞野。

 舞台『やが君』の思い出の品を持参し、礒部に助けられながら一つ一つ紹介。面倒みのよい姉感あってほっこり。

 仲谷鳰先生の直筆イラスト、劇中仕様した小道具の生徒会日誌、本物の台本、ホン読みの時に使用した自身のネームプレート。

辻「それ持って帰った役者さん初めて見たよ」

瑞野「ウソ。どれも宝物なので、大事にとってあります」

河内「ずっと台本の表に貼って使ってたよね」

礒部「本番中ずっと使ってたのにこんな綺麗なの?」

 本編中、槇くんの持ってる小道具の日誌に描き込まれた落書きの数々で礒部は笑いを堪えるのが大変だった話。

河内・小泉・礒部「佐伯沙弥香のクラウチングスタート(の絵)!」

 瑞野の落書きを見る。

礒部「沙弥香のストレッチ。私がいつもしてるストレッチだ! こうね」

 礒部、席を立ってギリスポットライトの当たってる壁際でストレッチ。

 お洋服の背中くっきり開いているので肩甲骨が綺麗。

瑞野「最初は小道具にもちゃんと日誌を書いていたんです」

一同「ええっ?」

瑞野「でも、礒部さんの一生懸命なストレッチが印象的だったので、絵に」

礒部「待って、じゃあ私稽古場でクラウチングスタートもしてたの?」

瑞野「こういうポーズを、はい」

礒部「。。。してるかも知れない」

 

 台本に美術セットが描き込まれており、

瑞野「こうして描いておくんです。自宅でも確認できるので」

三人「すごーい!」

河内「でも、『やが君』って舞台の作りが難しいから。出たり入ったり」

小泉「小屋入りして始めて『あ、こういう事なのか』ってわかる」

河内「私、稽古場で壁貫通してたわ!ってなる」

 中でも『ささつ』の出はけが一番難しかった話。

河内「たくさんドアがあって、しかもカーテンを開けたり閉めたり。『開けなきゃいけないのにもう開いてる!』とか、開いて閉じて開いて閉じて」

小泉「私、『やが君』の台本は出はけばっかりメモしてる。後なんかその日誌、不意に見ると絶対笑っちゃうとこあるから大変だったよ。呪いのページあるじゃん」

瑞野「これですね。見えますか皆さん」

 最後列から見ても文字がビッシリ描き込まれているとわかるページ。

河内「怖い怖い怖い!」

瑞野「女子楽屋からいつも盛り上がってる声がするから、男子楽屋でも負けじとみんなでこれを描いていました」

河内「どういう盛り上げ方?」

 

 瑞野、自分の台詞を綺麗に書き起こしている。

瑞野「こうして何回か書き起こす事で覚えてるんです」

小泉「え、すごい。枠無しでそんな綺麗に文字書けるの?」

河内「もえぴの文章なんか、縦に始まった文章がいつのまにか斜め上に持ち上がってくからね」

小泉「私の文章、右肩上がりだから。伸びしろしかない」

辻「3時間分の台詞、一体どうやって覚えてるの?」

小泉「私は、家ではあまり練習しない。相手がいて掛け合いで初めて覚えられるから。その分、一人のモノローグはしっかり覚えるんだけど。初演の時、一人の場面で長台詞が飛んじゃって、もう……トラウマだから」

河内「周り誰もいなかったからね、普通は助け船出すんだけど。あの時は誰も助けられず、燈子がわけわかんない事言ってた。悲惨。私は、全体の流れで自然に頭に入ってくるので、なんとなくで覚えられます」

一同「すごーい」

礒部「私は……覚えられません」

辻「覚えろ」

礒部「はい……」

瑞野「台詞量凄いですからね。『ささつ』の時、これ本当に朗読劇?って」

礒部「そうなの! 振りあるし台詞沢山あるし、舞台じゃんって。しかも普段使わないような形容ばかり、ちゃんと覚えなきゃいけなかった」

河内「『やが君』は長いから、マチソワ間におさらいしようとしても途中までしか確認できないまま始まってしまう」

小泉「私は『ささつ』は第一部ただ歩くだけだから、裏で二部の練習してた。ひとりで公演繰り返してた」

 

辻「どうですか、三人の印象は」

瑞野「元々、『(朗読劇)ささつ』のゲネプロを見学させて頂いたのが『やが君』との出会いで」

礒部「あ、そうなんだ!」

小泉「二代目の事務所の後輩だからね。槇龍次郎の」

河内「槇龍次郎言うな」

瑞野「それで憧れてた世界だったので緊張して。現場では、なんか電車ごっこしている姿を見ました」

一同「電車ごっこ?」

瑞野「並んでつり革捕まって、満員電車に揺られるような形で。ここにおられる方々だったと思いますが」

 やけに自然に電車ごっこを再現できてしまう女性陣。

小泉「そんな事してたっけ。してそう」

河内「ヒマだったのかなー」

辻「稽古場でも仕事中なので、電車ごっこしてるヒマは無いと思いますが?(ピキ)」

瑞野「2.5次元の舞台って基本、男性が沢山いて女の子はポツンと2人3人って感じなので、とても新鮮でした」

 

 その後も話が脱線しかしない三人にしきりに「楽屋トークになってるから」「さっきから誰が一番お喋りかって話しかしてないから」と軌道修正する辻P、大体お喋りが放置される声優コンテンツに慣れてると「舞台畑の規律だ」となり面白い。

 

 舞台の一部を上映開始。辻Pの手動なのでこの日ずっと手探りなコーナー。

燈子「キス、してもいいかな」

礒部「ダメ!!!」

 キスシーンで照れる小泉、阻止しようとする礒部。

 

河内「いつも私たちの後ろで槇と堂島は何話してるの?」

瑞野「(堂島役、小田川)颯依くんと話して、『ここは僕らまだ初対面なんだから、いつもの僕らの話しちゃダメだよね』って。「部活は卓球やってたんだ」とかそういう話を」

 上映中、たしかに背後で身振り手振りで部活を表現している槙くんの姿が。

辻「実は当初の台本は厖大で3時間に収まりきらなかった。なので僕が泣く泣く細かなカットを繰り返しているのですが、堂島の台詞だけ一部いつのまにかしれっと復活してた」

小泉「しかもそれが暗転のきっかけになってるからもう切れない」

 

 公演中も終始とても緊張していたアンサンブルの蓮くんについて。

瑞野「彼は僕の後輩なので、初めて先輩として誰かにしっかり教えたかも知れない」

河内「蓮くんめちゃくちゃ緊張していて、最初は史人くんについて回っていて、でも段々色んな人にアドバイスを求めるようになって、(燈子に)芝居を教える役なのに芝居を教わって、そして色んなアドバイスを聞き過ぎてパニックになっちゃってた(笑)」

 

 侑・燈子のキスシーンを目撃する槙くんのシーン。

 檀上でも瑞野にスポットライト当たり、スクリーン越しに改めて目撃している謎の光景が。

瑞野「舞台上だと本当によく見えて、僕、ハッキリと見てます。『うわ、してるなー』って」

河内「舞台だと(キスの時)マスクしてないからね」

 

 侑と槇くんのバッティングセンターのシーン。

辻「これ、侑がはけてからの槇くんの台詞は原作にありません。仲谷先生が、どうしてもここはつけておかないとと足してくれたシーンなんです」

瑞野「本当に光栄で」

 

 時間足りずにBDの日替わりコーナーを見れなかったが、瑞野くんが日替わりの台詞を全部メモしてあった。

 槇・堂島は裏で辻Pとネタ合わせは欠かさず、ボケ一言に返し一言にすると制限して、その日ウケたら裏でハイタッチしてたとのこと。

河内「裏でお笑いやってる人たちがいるな?と思って打ち合わせ聴いてた」

小泉「結果的に燈子がお土産センス最悪の女になってる」

 

 質問コーナー。

 槇くんがそばにいたら恋愛相談する?

小泉「いるよなー、答え決まってる癖に相談してくる女! いるんだよ、そういう女」

河内「槇くんに訊いたら、真実が判ってしまうので怖そう」

瑞野「僕はしないかな。気の置けないバカが親友にいるので、そいつに背中押してもらいます。大体フラれるんですけど」

 

 最後の挨拶。

瑞野「僕は、役付で参加できた作品がまだ少なくて、そんな中で『やがて君になる』が今でもこんな風に(会場満席にするほど)多くの人に愛されていて、本当に嬉しいです。今日はありがとうございました」

 

 退場時、いつものように目につくあらゆるファンに手を振り続ける礒部花凜

辻「早くね。あなたさっきそれで閉演遅らせたのだから」

 

 第3部。スクリーン3番、半すり鉢状の大きな劇場が満杯。

 (恐らく物販列の終わりを待って)遅れて開演。

 下手前方の席だったので、横並びの礒部・河内・小泉の、(黙っている間だけは)本当に絵になる三者三様の美ぼうに見惚れ、そのスレンダーな三人より更に一回り小さく足も届かないから引っ込めてるのんちゃんの小動物感に癒やされ。

 隙あらばお客さんを一人一人捕捉する花凜ちゃんに、とうとうこの日初めて目を合わされた。2,3回こっち凝視してくるので目を離せなくなる。目ヂカラ。。。

 

辻「本当に大きな劇場が満席で。『やが君』史上、一度に会場にこんなに人入ったことない。ちょっと場内明るくしてください。みんなの顔が見えるように」

 

辻「今日は如何ですか? 春咲さん」

春咲「もう、3人がずっと喋ってる……」

河内・小泉「そうかな~?」

辻「今日すでに2回イベントがあって喋り続けてる訳なんですけど、そこから3部までの休憩の2時間も喋り続けてる」

河内・小泉「ウソだあ~」

春咲「私が楽屋でメイクしていると、騒音が近づいて来て、ドアが開くなり(野太い声で)『ノン~! ノン~!』って、(小泉が)獲物を見つけた獣のように」

小泉「まさかあ~」

春咲「あなた、さっき裸足で踊ってたでしょ!」

辻「本当に裸足で踊ってたな」

小泉「えへへへへ」

春咲「本番中もずっとこうだったから、この3人」

礒部「……3人?(私も?)」

辻「最初は河内さんもこっち(注意してくれる側)のイメージだったんだけどな」

河内「いやー、私は最初からこっち(騒ぐ側)でした」

辻「一公演3時間あってさ、それが日に二度。なのにその合間の楽屋でもずっと騒いでるの、どうなってるの?」

小泉「四年前の初演からそうだった」

礒部「逆に本番中はチョケられないからね。その反動が裏では凄いのかも」

小泉「楽しいから。だって、お弁当取りに行く時間も惜しかったもん。『私がいない間に何か面白い事起こるんじゃないか?』って、楽屋離れたくなかった。それで本当にトイレ入ってると楽屋から笑い声が聞こえてくるの、『わあ悔しい~』って。『何があったの?』ってなる」

 

小泉(ニヤニヤと)「ノンちゃんさ、花凜には当たり優しいよね」

河内(ニヤニヤと)「好きだったんでしょ?」

春咲「初演で最初に台本渡された時、花凜ちゃんの名前見て閉じちゃった」

河内「(『君にふれて』のイントロを歌い出す)ここで始まっちゃうよ」

礒部(隣りで春咲見つめ)「どうでした? 私は。幻滅しちゃった?」

春咲「いや、思ったほど、お嬢様ではなかったなって」

礒部「『アミューズの貴族』ですから」

小泉「出たあ」

礒部「お嬢様とはちょっと違うわね、貴族ですから」

春咲「貴族の方とお付き合いした経験ないので、ちょっとよくわからない」

 

 またも颯依くんの話に。

春咲「颯依くん優しくて、初演の時私が堂島のアドリブポーズで笑っちゃって。そしたら毎回、本番前に『今日はこういうポーズするからね』ってボケを教えてくれて」

辻「颯依はね、初演の時はまだ10代だったから素朴で堂島そのものだったんだけど、この4年でイケメン演技を覚えちゃって。『お前、堂島だぞ? なんでそんな格好付けて言うんだ?』って一つ一つ元に戻していった」

河内「大きくなって進化しちゃったよね。ポケモンみたい」

小泉「二足歩行になるやつだ」

辻「進化するとあんまり可愛くなくなるんだよね」

小泉「颯依はなー、舞台上でずっとチョケてるからなー。裏では真面目なのに」

春咲「真逆だよね。お客さんの前でずっとチョケてて裏では真面目な颯依くんと、お客さんの見えない裏でずっとチョケてるもえぴ達」

礒部「…………逆っていうか、颯依くんが正しいんじゃないの?

一同「(笑)

 

 新しい朱里役、大石菜摘さんとの話。

春咲「なっちゃんはまだ高校生で、この春卒業したような若い子で。でも私も初演の時はまだ10代で、そしたら、みっちゃん(河内)が『みっちゃん』て呼んでいいよ、タメ口でいいよって。だから私もなっちゃんに、かつてみっちゃんがしてくれたように接して、ああ、役割が巡ってきたなって」

 

 3部、小泉の姿勢がどんどんよれて河内に傾き、お客さんに半身見せてリラックス。

 上映イベント開始。相変わらず操作が上手くいかない辻P。

辻「家のリモコンとボタンの配置が違う……」

小泉「のんバブの可愛いところ見たい。ねーえ、パパ早く-」

辻「パパって言うな」

小泉「パパあー」

 

 とうとう河内の足下に座り込んでモニター見始める小泉。自然に受け入れる河内。

辻「スクリーンの意味……」

 

春咲「私、一度間違えて同じボブの愛果のウィッグ付けちゃった」

 

河内「やっぱり最後に京都のシーン見たいよねー。見よう見よう」

礒部「……なんか、やだ」

一同「(笑)」

礒部「そうやって言われて見るの、やだ」

辻「侑に言われるとね」

小泉「『京都見よう京都見よう』って、余裕感じるよねw」

 

 京都シーン上映開始。

 夜景の中の告白。

礒部「私、京都タワー実際に行って、ここからの景色目に焼き付けてるから、私には見えてるの」

小泉「私この時ずっとお客さんの顔一人一人見てるw お客さんの顔が夜景」

礒部「私ね、この時の私の角度から見る燈子、本当に世界一綺麗だなぁって思ってるの……(あくまで)燈子が、よ?」

小泉「んあ?」

 

 小泉、とうとうステージからヒョイっと降りて最前列に座ってスクリーン見上げる。

河内「ええー?」

辻「じゃ、我々もおりますか……?」

 笑いつつ小泉にすぐ従う河内、礒部。

春咲「私も……?」

 ちょっと引きつつ従う春咲。

 一同客席から京都シーン見守る。

 (この際、小泉が階段降りる礒部の手を取ってエスコートしてたとのこと)

 

 沙弥香一世一代の恋の終わりシーンに、

礒部「結構イイ女だと思うんだけど」

礒部「イイ女じゃない?」

礒部「ねえ、別に私でいいじゃない。ねえ?」

 と礒部の悪あがきの声がずっと重なる。

 小泉に喰ってかかってたとのことで、後頭部しか見えないので余計可笑しい。

 次第に客席の方々から鼻啜る声が。

 終わってステージに上がる一同(小泉河内は階段使わず勢いよく乗り上げる)。

 それぞれすっかり涙で頬が赤い。

 さっきまで自由だった小泉、メソメソと泣き涙を手で拭ってる。

河内「この後も見たかったけどなー」

辻「本当に時間がもう」

小泉「うひゃああ。オーバーしてるw」

辻「せっかく質問いただいたのに申し訳ない。最後に何か簡単に答えられる質問を……」

 と選ぶが、小泉「これ簡単に答えられるかなー」などとゴネる。

 

Q.皆さんは、失敗したなと思ったけど今となってはやってみて良かった事はありますか?

礒部「私は沙弥香のようにあらゆる習い事をしていたのだけど、高校時代に普通の高校生になりたいと思って全部やめた事がある。でも、だからこそ一つ一つやる意味がわかって、大学時代に教わったこと、ミュージカルの歴史とか、その全部が今の仕事に繋がっています。意味のないことなんてなかった」

小泉「私は、最初にオーディション受かってから数年間芽が出なくて、『入るとこ間違えたのかな』と思っていた*2。でもコツコツ続けて、今ではこんなに大きな会場で大切な仲間たちと出会えた。意味のないことなんてなかった」

河内「私は中学時代」

小泉・春咲「(何の話するか察して吹く)」

河内「三年という変な時期に転校して、友だち作らなきゃと必死で、だから『次何の時間だっけ』と訊ねてきた同級生に『次、体育っ!!!』って持ち前の大声で答えてしまい、「は? 声でか、キモ」って言われた」

小泉「なんにでも『キモ』って言う年頃だからねえ」

河内「でも、声が大きいからこの仕事に就けてる。意味のないことなんてなかった」

春咲「『やが君』とか舞台やる前はアイドルグループにいて、それもリーダーをしていて。人が苦手なのに、なんでこんな事してるんだろうと思ってたけど、今ではこうして色んな人たちと調和する役に立ってる。意味のないことなんてなかった」

 

 目を離すのが惜しかったので時計確認していませんが、明らかに一時間なんか越えてる筈の体感。

 辻P、巻きで最後の挨拶を希望。としつつ本人も感慨深そうに、オーディション含めれば4年半かけた『やが君』、本来は一過性のものである舞台をこんなに多くのお客さんが応援し続けている事に改めて感謝の言葉。

 礒部花凜、改めて「佐伯沙弥香」が自分にとって特別である旨を。

 小泉萌香、思い余ってテンパった時特有の、言葉を探しに探してまとまらないあの調子。

小泉「『やが君』って、一人一人の役者がその役の考え方と同化してそこにいようとしているので、そういう人たちが集まって芝居できるスゴい現場」みたいな事を言っていたような気がしますが気のせいでしょうか。

「私の代表作だと胸を張って言えます」

 

そしていつもは皆の煽りを受けて短く言葉をまとめる美里ちゃんが、いつもより少し長く熱のこもった言葉を紡いでくれて終演。

(最後の皆さんの挨拶ほぼ覚えていませんごめん、でも熱だけは残ってる)。

 

 珍しく『ささつ』続編に触れないまま終わったことでかえって自分の中での期待値は煽られてしまいましたが、ともかくこの座組の出会いがここで終わりという感覚は不思議と薄く、それは最後の辻Pの挨拶でも「この出会いを大切に」といった言葉があったのと、いつぞや『えーでるラジオ』で野本ほたるさんが言っていた言葉が脳裏に残っているからかなと思いました。

「私たち舞台の仕事は毎月転校しているようなものだから、お別れと言っても寂しさはない。この世界にいればまた会える」

 

 ずっとこの空間にいさせてくれと願うくらい、幸せな一時をありがとうございました。

 

 ※追記。

 実は昨年末『もえの~と』に美里ちゃんが遊びに来た際、二人が「『やが君』の上映会コメンタリーみたいな事やりたい。みんな辻Pにリプでお願いしてきて」と煽るものだから真に受けて即実行したら、その時点で自分以外に辻Pにリプしてる人がいなくて少々気恥ずかしい思いをしたので、自己満足ですが実現して嬉しかったです。

*1:先々週のカラマリ上映会=3時間4000円超。当イベント=1時間6000円超×3。ねえ~???

*2:アミューズ歌うまオーディションに受かったのが2014年。スタァライトに受かったのが2017年